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コラム2025年9月16日

【本日のマーケット】9月16日(火)

9月16(火)のマーケット                                                                   

9月15日のNYダウは反発。ナスダックは6日続伸。米中通商協議で、中国発の人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業継続を巡る枠組み合意に達したと報じられた。AI向けクランドサービスを手がけるコアウィーブは、株主であるエヌビディアが同社から63億ド
ル(約9,300億円)相当のクラウドサービスを購入することで合意したことで買われた。トランプ大統領が16~18日に英国を訪問し、原子力協定に署名するため、原子力関連のオクロが大幅高となった。量子コンピューター関連のイオンキューは3日続伸。NYダウは前日比49ドル(0.11%)高の45,883ドル。NASDAQ総合指数は前日比207ポイント(0.94%)高の22,348。S&P500指数は前日比30ポイント(0.47%)高の6,615。

日経平均は一時4万5000円乗せ。ディスコはモルガン・スタンレーが「アドバンストパッケージ時代の寵児」と述べ、TopPickとしたため売買代金トップで買われた。IHIや川重などの防衛関連が高い。マンダムはMBO(経営陣が参加する買収)価格を大幅に上回った。前期の決算説明会資料で28年3月期の目標株価3000円と開示していたが、TOB価格1960円は大きく乖離とひびき・パース・アドバイザーズが質問状。任天堂やくら寿司が安い。

スタンダード市場では、リベルタが1対5の株式分割を発表し、楽待は自社株買いの発表で急騰した。核融合関連の助川電工は高市銘柄として反発。ナイガイは5~7月期が経常黒字で買われた。お墓事業のニチリョクは葬祭事業の金宝堂と業務提携で買われた。岡本硝子と東京機械は大幅反落。

グロース市場では、GENDAの大幅増収が注目されストップ高。サイバーセキュリティ関連のFFRIは小泉関連と高市関連の両方に共通する銘柄という見方で買われた。ブッキングリゾートは株主優待制度の新設で高騰。アシロは業績予想と配当予想を上方修正したがストップ安となった。

日足チャート上では、十字足に近い陰線。4日続伸で連日の史上最高値更新となり、上値は初の4万5000円台乗せ。ボリンジャーバンドのプラス2シグマ(4万4624円)と3シグマ(4万5382円)の間での推移となっている。

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日経平均 脱“ユニクロ指数”へ!?
 日本証券新聞9月17日(火)紙面1面記事掲載

4日連続最高値の影に「2銘柄」

16日も4日連続最高値と、止まらない日経平均。昨年7月高値(4万2,224.02円)を払った8月12日から1カ月余で2度の台替えを果たし、この日は一時4万5,000円台を付けてきた。

先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出日だった前週末にはSQ値の「4万5,016.28円」に一度も届かず、目先調整を暗示する“幻のSQ値”ジンクスを指摘する声も出たが、これもあっさりクリアした。

もちろん、15日時点で6連騰(6日連続最高値)と、やはりどうにも止まらないNASDAQ指数の異彩高を受けたものであり、15日の米国市場ではエヌビディア、マイクロソフト、アップルに続いてアルファベットも「初の時価総額3兆ドル」乗せとなるなど、超大型ハイテク株が強力なけん引役となっている。

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今日の市況概況
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9月16日(火)☆[概況/大引け]

一時4万5000円乗せ。ディスコや防衛関連が買われ、マンダムはMBO価格を大幅に超過

大引けの日経平均は134円高の4万4,902円、TOPIXは7ポイント高の3,168ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,079、下落銘柄数は493。出来高は19億8,545万株、売買代金は5兆481億円。
トランプ大統領と習近平国家主席が9月19日に電話会談を行う予定で、米中協議の進展期待から15日のナスダック市場ではオランダの半導体製造装置メーカーのASMLが買われた。
16日の東証でも半導体関連が買われ、日経平均は一時4万5,055円(287円高)となった。

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