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速報・市況2025年10月8日

☆[概況/前引け] 円安進行による追加利上げ警戒から伸び悩んだ

前引けの日経平均は14円高の4万7,965円、TOPIXは21ポイント高の3,249ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,036、下落銘柄数は533。出来高は10億5,147万株、売買代金は2兆9,297億円。
円安進行を受けて、日経平均は10時前に230円高の4万8,181円となった。
だが、ニュージーランド準備銀行が利下げを発表し、ニュージーランドドルが売られた影響も受け、1ドル=152円65銭まで円安が進行したことを受けて、日経平均は伸び悩んだ。
一時、小幅安となった場面もあった。
円安が進み過ぎるとインフレ圧力が強まるため、日銀の追加利上げが早まる警戒された。
フジクラが最高値を更新。みずほ証券は窯業・非鉄セクターレポートで、データセンター関連銘柄の26年3月期通期営業利益計画の上振れ余地という点ではフジクラ、 三井金属が挙げられると解説した。三井金属も上昇した。
IHI(7013)が高い。小型衛星の実証に向けて豪州の衛星メーカーInovor社と連携し、日豪の海洋監視能力向上に向けた共同研究を開始すると発表した。
円安進行により、日銀の追加利上げが早まるという見方から銀行株や保険株が買われた。
一方、ソフトバンクグループや東京エレクトロンは売られた。

業種別上昇率上位は水産農林、保険、銀行、非鉄、証券で、下落率上位はゴム、化学、精密、情報通信、鉄鋼。(W)

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