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概況/米国市場2025年10月16日

10月15日のNYダウは小反落。ASML効果もありナスダックは反発

10月15日の米国株式市場はバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーが決算が決算発表で買われたため、NYダウは朝方319ドル高となったが、米中関係が警戒され、伸び悩み、小反落で取引を終えた。
ナスダックも中盤に下落した場面があったが、反発した。

ベッセント財務長官は、中国が発表したレアアース(希土類)輸出規制の先送りを条件に、高水準の対中関税をより長期にわたり適用停止とすることを提案していたと報じられ、レアアース関連のMPマテリアルズは反落した。

オランダの半導体製造装置のASMLの7~9月期の受注がアナリスト予想を上回り、来年の売上高は前年と同程度か、それ以上になるとの見通しも示した。
AIが先端装置の需要を押し上げている。

ナスダックではAMDやブロードコムが買われた。
AMDの次世代チップをオラクルが来年、データセンター向けに導入する。
ブロードコムはオープンAIとAI向けカスタム半導体の共同開発で合意した。

NYダウ工業平均は17ドル(0.04%)安の46,253ドル。ナスダック総合指数は前日比148ポイント(0.66%)高の22,670。S&P500指数は前日比26ポイント(0.40%)高の6,671。

NYダウ構成銘柄はハネウェル、トラベラーズ、セールスフォースなどが売られ、ウォルマート、IBM、シスコシステムズなどが買われた。上昇は14銘柄、下落は16銘柄。

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