国内歴代1位の前作上回る興収ペース
最終興行収入10億円でヒットとされる邦画市場において、公開から3カ月が経過してなお、週当たり約7億円という異例の興行収入を叩き出し続ける「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」。この驚異的な数値は、同作品が持つコンテンツとしての体験価値の高さを証明しています。圧倒的な映像美、没入感、そして感動的なストーリーが融合し、「劇場で観るべき」という強い動機付けが、リピート鑑賞を強力に誘発しています。
最新の情報では興行収入367億円、観客動員2,533万人を突破。国内の熱狂に加え、日本を含む全世界の興行収入は既に約6億5,900万ドル(約1,001億円)に達し、2025年公開映画の全世界興行収入ランキングで5位という快挙を達成。観客動員数も約7,753万人に及び、日本発のコンテンツが世界市場を牽引するロールモデルとして、その地位を確立しつつあります。
今後の焦点は、入場特典追加や特殊上映フォーマットといったさらなるリピーター戦略の継続性と、三連休や年末年始のハイシーズンにおける需要喚起力です。現在の勢いを鑑みれば、年内中に前作の持つ国内歴代記録を塗り替えるのは確実であり、上映期間によっては前人未到の興行収入500億円達成も視野に入ります。
映画館というリアルな場での継続的な消費と、世界的な収益機会の拡大は、コンテンツホルダーである東宝(9602・P)やアニプレックスを擁するソニーグループ(6758・P)の企業価値を直接的に押し上げ続けています。日本のエンターテインメント市場のポテンシャルを再定義した「鬼滅の刃」の動向と、次章以降のさらなる巨大な経済効果に、引き続き全集中で注目します。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

