前引けの日経平均は89円高の5万1,396円、TOPIXは18ポイント高の3,296ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,147、下落銘柄数は410。出来高は11億8,887万株、売買代金は3兆8,018億円。
日経平均は前日終値を挟み、ジグザグの動きだが、底堅さをみせた。
野村アセットマネジメントでは、アベノミクス初期(2015年)には海外勢の日本株持ち高は累計で約22兆円に膨らんだが、現在の持ち高は約12兆円で、今後の高市政権の政策の実現とともにに海外資金の流入が進み、日本株の一段高につながる展開も期待できると解説した。
半導体検査装置のアドバンテストの人気が波及し、EUV光源マスク検査装置のレーザーテックがストップ高。Aletheia Capitalは投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。
NEC(6701)は7~9月期の営業利益がアナリスト予想を大きく上回り大幅高。
三井海洋開発はUBS証券による目標株価の引き上げが好感された。
一方、ディスコは第3四半期の出荷・営業利益見通しがアナリスト予想を下回ったため売られた。
コマツは通期予想を上方修正したがアナリスト予想に届かず下落した。
JR東海はリニア中央新幹線の総工費が約4兆円増え、11兆円になる見通しを発表したことで下落した。
業種別上昇率上位は非鉄、銀行、鉱業、電機、電力ガスで、下落率上位は陸運、その他製品、情報通信、繊維、機械。(W)
