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速報・市況2025年10月30日

☆[概況/後場寄り] 日銀の利上げ見送りで上げ幅を拡大

12時38分時点の日経平均は278円高の5万1,580円、TOPIXは24ポイント高の3,302ポイント。
日銀は金融政策の据え置きを発表した。
展望レポートでは、前回7月は、2027年度の消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は「2%程度となると予想」していたが、今回10月は「2%を下回る水準までプラス幅を縮小していく」に変更した。
2025年度の実質GDPは前回の0.6%増から今回0.7%増に上方修正した。
経済のリスク要因に関して、「AI関連については、グローバルな需要動向次第で、資産価格の変動なども伴って、世界経済の押し上げ・押し下げ双方の要因となりうる」という解説を加えた。

日銀が利上げを見送ったことで、後場の日経平均は前引けに比べて上げ幅を拡大した。
アドバンテストや東京エレクトロン、フジクラが買われた。
住友理工(5191)は住富電工が株式公開買付(TOB)を発表し買い気配。
大同特殊鋼は株主還元方針を変更し、下限をDOE(株主資本配当率)2.5%としたことや、自己株式取得についても検討すると発表したことで買われた。
三菱UFJやりそなは上げ幅を縮めた。

業種別上昇率上位は非鉄、鉱業、電機、石油、海運で、下落率上位は空運、陸運、その他製品、情報通信、繊維。(W)

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