前引けの日経平均は50円安の5万2,361円、TOPIXは12ポイント高の3,344ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,085、下落銘柄数は489。出来高は14億1,517万株、売買代金は4兆2,546億円。
日経平均は朝方反落した場面で、5万2,000円を下回らずに持ち直したが、アドバンテスト(6857)が反落したため、小幅安となった。
アドバンテストは10月28日の上期決算発表時に、通期予想の上方修正と自社株買い、中期経営計画の目標の引き上げを発表したため、29日にストップ高となり、31日まで3日続伸となった。
休み明けの11月4日は利食い売りに押されたが、10月31日のウェートが11.89%だったため、ウェートキャップ制の売りも警戒された。11月4日の前引けではウェートは11.48%。
1月末と7月末の時点で日経平均のウェートが10%を超えていると、日経新聞社から構成ウェートが引き下げられるため、日経平均連動型ファンドから売りが出てくる。
ファーストリテイリングは過去2回、日経平均のウェートが引き下げられたことがある。
イビデンも利食い売りに押された。
ソシオネクストは業績予想の下方修正で大幅安。
一方、レーザーテックは第1四半期好決算で、住友電工は通期予想の上方修正で大幅高となった。
ファナックも業績予想の上方修正で買われた。
業種別下落率上位は小売、サービス、情報通信、保険、医薬品で、上昇率上位は非鉄、ガラス土石、ゴム、石油、鉱業。(W)
