世界のヘッジファンド活用で長期的な絶対収益の獲得目指す
アモーヴァ・アセットマネジメント(旧社名:日興アセットマネジメント)は、絶対収益追求型のマルチストラテジーファンドを活用した追加型投信「アモーヴァ/BSマネージャーセレクトファンド(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし)」を12月16日に設定し、運用を開始する予定。なお、絶対収益追求型は、市況動向に左右されず、投資元本に対して収益を上げることであり、必ず収益を得られるという意味ではない。当初申込期間は11月17日~12月15日、取扱会社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。
同ファンドは、世界最大級のオルタナティブ運用会社、ブラックストーンのマルチストラテジーファンド(以下、「参照ファンド」)を活用し、個人投資家が直接投資を行うのが難しいオルタナティブ投資で、世界有数の投資戦略へのアクセスを可能とする。
投資対象資産や運用戦略の異なる複数の運用マネージャーによるヘッジファンドを組み合わせることで、絶対収益の獲得を追求する参照ファンドは、市場の先行き不透明感が高まる中での資産形成では有効な手段の一つである、としている。さらに、収益の拡大を図るため、同ファンドは指数連動債を活用することで、参照ファンドのパフォーマンスに対しておおむね1.5倍程度の運用成果を目指す。
参照ファンドでは、世界の株式、債券、不動産投信、商品、通貨、およびこれらに関連する上場投資信託証券やデリバティブ取引に係る権利などに幅広く分散投資を行う。実質的な投資対象である指数連動債は、参照ファンドのパフォーマンスを基に計算される各指数に連動する。参照ファンドを運用するのは、米国のオルタナティブ運用会社、ブラックストーンのマルチ・アセット部門(BXMA)の子会社である、ブラックストーン・オルタナティブ・インベストメント・アドバイザーズ・エル・エル・シー(BAIA)で、BXMAはBAIAを含む複数の運用子会社などで構成されている。
