大引けの日経平均は671円高の5万883円、TOPIXは45ポイント高の3,313ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,114、下落銘柄数は460。出来高は28億1,347万株、売買代金は6兆9,040億円。
米国株の反発を受けて日経平均も反発した。
USスチールがデータセンター向け変圧器用の高級鋼板の生産設備新設方針で、データセンター関連のフジクラなどに連想買いが入った。
キオクシアはMSCI指数への採用で上昇した。
東電は新潟県知事が14日に柏崎刈羽原発を視察予定で続伸。
ダイキンは通期純利益予想の上方修正とAIデータセンター向け液冷システムの米社の買収も材料視された。
スカパーJSAT(9412)は上期決算を受けて、ゴールドマン・サックスが目標株価を1,900円→2,100円に引き上げた。アジア最大級の人工衛星オペレータであり、民間用および安全保障用の通信衛星運用から衛星データ活用事業に至るまで、幅広い宇宙事業を有する。日本政府が安全保障向けに宇宙関連予算の拡充を進めており恩恵は大きい。メディア事業についても中長期的な売上減少に対応するべく、事前想定以上の規模/スピードでコスト構造改革の効果が発現していると評価した。
半面、サンリオは上方修正したがアナリスト予想に届かず失望売り。
日本製鉄は、最終赤字予想を拡大したため、売られた。子会社USスチールの業績予想を下方修正したことに加え、ブラジルの鉄鋼メーカー、ウジミナスの株式譲渡に伴う事業再編損の計上も要因。
日本郵船は上期が減益決算で売られた。
業種別上昇率上位は非鉄、機械、証券、水産農林、銀行で、下落率上位は海運、鉄鋼、ゴム、陸運、化学。(W)
