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コラム2025年11月19日

【本日のマーケット】11月19日(水)

11月19(水)のマーケット                                                                   

11月18日のNYダウは4日続落、ナスダックは続落。決算発表を控えたエヌビディアが続落となり、AMDも安い。マイクロソフトとアマゾンは、レッドバーンが投資判断を「Buy」→「Neutral」に下げたことで売られた。生成AIを巡る強気の見方がもはや明確ではなく、大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)への投資には慎重であるべきと解説した。生成AIの利益率は減価償却期間を5~6年と想定しており、クラウド初期の3年に比べて長い。同条件で比較すると、生成AIの資本集約度は大幅に高く、価格支配力は顕著に弱いと指摘した。ホームセンターのホーム・デポは通期利益見通しを下げたことで売られた。高金利や家計を巡る懸念、雇用不安が消費者に影響しており、住宅市場は全般的に弱いと述べた。一方、ネットフリックスとメルクは反発した。NYダウは前日比498ドル(1.07%)安の46,091ドル。NASDAQ総合指数は前日比275ポイント(1.21%)安の22,432。S&P500指数は前日比55ポイント(0.83%)安の6,617。

日経平均は朝方の売り一巡後に光ファイバー関連が買われた影響で切り返したが、後場は米エヌビディアの決算発表を控え、もみ合いとなった。終盤は下落。キオクシアと古河電工、NECは高いが、AIバブルへの警戒からイオンやすかいらーく、三菱地所などの内需株が選好された。大手ゼネコンは野村証券が目標株価を引き上げた。ディスコやイビデン、荏原は安い。中国政府が日本産水産物の輸入を停止すると伝えたため、ヨシムラ・フードが売られた。

スタンダード市場では、レアアース関連のアサカ理研が8日続伸。フィルカンパニーは業績上方修正と記念配当を発表し大幅反発。精工技研は続落となり、サンコールとRSCは反落した。ハピネス&Dは株主優待制度の変更を発表したことで買われた。ストレージ関連のニューテックが反発。

グロース市場では、投資体験アプリのグリーンモンスターが13日発表の第1四半期決算で57%増収だったため、4日連続ストップ高。免疫生物研は特許取得を契機に4日連続ストップ高。漫画アプリのAmaziaがストップ高。オンコリスバイオは続落。リベラウェアは5日続落。

日足チャート上では、上下に長めのヒゲを伴う陰線。25日移動平均線(4万9998円)を下放れて、ボリンジャーバンドのマイナス1シグマ(4万8745円)も下抜けた。イベント通過で明日以降切り返しとなるか注目される。

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ブラックフライデー、20日に本格スタート
 日本証券新聞11月20日(木)紙面1面記事掲載

イオン、ユニクロ、楽天… 日経平均は4日続落

エヌビディアの決算発表を控え、ハイテク株を中心に大きく下落した米市場を受け、日経平均株価は19日、4日続落となった。前日の大幅安は売られ過ぎとの見方もあり、一時上昇したが続かなかった。AI銘柄の先行き不透明感や日中関係悪化、米政府閉鎖に伴い9月の雇用統計が20日に発表されるなど神経質な環境が続く中、国内では大手小売り各社が20日からブラックフライデーをスタートさせ、本格化。年々成長しているうえ足元のインフレ対策となるだけに、小売り各社の期待は大きい。年末商戦へ向けて弾みをつけたいところ。

ブラックフライデーはもともと、米国で感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日に行われる大規模小売りセールで、今年は28日にあたる。実店舗だけでなくオンラインでも広まっており、小売業者間の激しいセール合戦となっている。グローバルインフォメーション(4171・S)の予測では、割引商品に対する消費者の需要増や、新興国への広がりなどから、2025年~31年の全世界での成長率は年率平均15.4%と、右肩上がりの拡大が見込まれている。

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今日の市況概況
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11月19日(水)☆[概況/大引け]

内需株選好

大引けの日経平均は165円安の4万8,537円、TOPIXは5ポイント安の3,245ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は774、下落銘柄数は770。出来高は24億6,906万株、売買代金は6兆5,429億円。
日経平均は朝方の売り一巡後に光ファイバー関連が買われた影響で切り返したが、後場は米エヌビディアの決算発表を控え、もみ合いとなった。そして、終盤は下落した。

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