大引けの日経平均は1,163円高の5万1,028円、TOPIXは63ポイント高の3,398ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,224、下落銘柄数は329。出来高は21億8,294万株、売買代金は5兆7,616億円。
日経平均の上げ幅は1000円を超え、TOPIXは11月13日に付けた最高値(3,381)を更新した。(日経平均の最高値は10月31日の5万2,411円)
AI・半導体関連以外に物色が広がり、相場全体を押し上げた。
米オープンAIは、基盤モデルの学習支援を手がける新興企業のネプチューンaiを買収すると発表した。最先端モデルの効率的な開発が期待された、オープンAIに出資しているソフトバンクグループは続伸となった。
トランプ政権がロボティクス分野に関する大統領令を来年発出することを検討との報道を受け、ファナック(6954)や安川電機、ナブテスコが大幅高となった。
三菱商事を始めとした大手商社はみずほ証券が目標株価を引き上げた。中でも住友商事は投資判断を「中立」→「買い」に引き上げた。中期経営計画の当期利益目標達成とROEの向上を予想していることが理由。
中国関連で敬遠されてきた資生堂も出遅れ感から上昇した。
一方、アドバンテストと光ファイバー関連の住友電工や古河電工は利食い売りで反落した。
業種別上昇率上位は卸売、情報通信、証券、輸送用機器、機械で、下落は水産農林、電力ガス、非鉄、食品。(W)
