大引けの日経平均は52円安の5万602円、TOPIXは4ポイント高の3,389ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,079、下落銘柄数は477。出来高は22億4,943万株、売買代金は5兆6,697億円。
米国FOMCの結果発表を控え、様子見姿勢から反落したが、下げ渋りを見せた。
キオクシアやレーザーテックが売られた。
サンリオはSBI証券が下期以降の懸念材料として、北米の収益に鈍化傾向と来期の周年記念イベントの少なさ、中国人観光客の動向を挙げたため、下落した。
三井E&Sが安い。
一方、三井金属とDOWAはSMBC日興が投資評価を引き上げたことで買われた。
三井金属はAI市場が同社の銅箔全体を牽引すると予想した。
DOWAは貴金属市況の上昇が業績を牽引すると予想。
ホンダ(7267)は野村証券がレーティングを引き上げたことで買われた。GMとのEV協業は終息に目途がつきつつあり、難局の収束は近い。来期の下期からは次世代HVの貢献に期待と解説した。
日銀が来週の決定会合で利上げを実施すると追加利上げは当面ないとの見方が広がるという想定で不動産株が買われた。
少額投資非課税制度(NISA)で、18歳未満に対象を広げる「こどもNISA」制度や、65歳以上を対象とした「プラチナNISA」制度の創設が検討されているため、野村HDや大和証券、いちよし証券が高い。
業種別下落率上位はその他製品、電機、機械、銀行、精密で、上昇率上位は証券、電力ガス、ゴム、輸送用機器、石油。(W)
