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速報・市況2025年12月12日

☆[概況/大引け] 年収の壁引き上げ協議に期待

大引けの日経平均は687円高の5万836円、TOPIXは66ポイント高の3,423ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,382、下落銘柄数は197。出来高は22億3,505万株、売買代金は6兆4,264億円。
前日の米国でNYダウが最高値を更新したことや、日本では自民党の小野寺税制調査会長が「年収の壁」をめぐり、178万円を目指して引き上げるとした国民民主党などとの合意を踏まえ、誠意を持って協議を進める考えを示したことが好感された。
ソフトバンクグループや三菱UFJ、トヨタ、ファナック、パナソニック、信越化学が高い。
住友鉱山(5713)は銅市況の上昇が好感された。従来型のデータセンターが1カ所あたり銅を5000~1万5000トン使用するのに対して、AI(人工知能)を動かすために建設されている「ハイパースケール・データセンター」は最大で5万トンもの銅を必要とする可能性があると、米国の銅業界団体の銅開発協会(CDA)が見積もりを示していると報じられた。
東京海上などの損保が上昇。
ボーイングが2044年までに北東アジアで1500強の新造機が必要と説明したため、大阪チタニウムや東邦チタニウム、東レが買われた。
TSMCが熊本の2番目の工場の計画変更で稼働開始が遅れるという見方から製造装置の東京エレクトロンや検査装置のアドバンテストは売られた。

業種別上昇率上位は輸送用機器、保険、繊維、鉄鋼、銀行で、下落は鉱業、水産農林。(W)

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