12月18日(木)のマーケット
12月17日のNYダウは4日続落。ナスダックは反落。オラクルがミシガン州で進めているデータセンターの資金調達に対して、ブルー・アウル・キャピタルが出資を見送ったと報じられた。オラクルが売られ、エヌビディアやAMDなどの半導体関連も下落した。加えて、建機のキャタピラーや電力関連のGEベルノバなどデータセンターの建設などに関係する企業も売られた。NYダウは前日比228ドル(0.47%)安の47,885ドル。NASDAQ総合指数は前日比418ポイント(1.81%)安の22,693。S&P500指数は前日比78ポイント(1.16%)安の6,721。
米オラクルの新データセンター建設に対して、資産運用大手のブルー・アウル・キャピタルは支援を見送りと報じられた。巨額のAI投資に対する採算性が警戒され、ソフトバンクGやフジクラ、アドバンテストが売られ、日経平均は朝方一時868円安。アサヒGHDは東アフリカでの事業買収が割高という見方や株主還元に回る資金が減るという懸念で売られた。キオクシアは続伸。SBI新生銀が買われた。リクルートはAI活用によるメリットで高い。
スタンダード市場では、フェローテックが香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントによる保有判明で上昇。誠建設は4日連続ストップ高。協立情報通信は業績・配当予想の上方修正で買われた。JMACSが再び買われた。AIストームは第三者割当による新株予約権の発行で大幅安。
グロース市場では、FUNDINNOが反落。かっこは続落。AlbaLinkが反落した。Aiロボティクスとアクリートは大幅続伸。TORICOは資本業務提携により暗号資産投資事業を開始すると発表しストップ高。PRISM BioLabは共同研究契約を発表しストップ高。
日足チャート上では、十字足に近い陰線。ギャップダウンで寄付き、安値は4万8643円まで下ヒゲを伸ばした。大引けでは4万9000円台を維持したが、下値圧力が強い状態が続いている。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
注目記事 Pick up
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【オラクルショック AI関連下値模索 高市トレードにも手じまい】
日本証券新聞12月19日(金)紙面1面記事掲載
26年の有望テーマ、銘柄をマーク
AI関連の主力銘柄、オラクル(ORCL)の資金調達に不透明感が広がったことをきっかけに、18日の東京市場でも関連株に売りが広がり、日経平均株価は急落。一時は前日比868.50円安の4万8,643.78円まで売られ、11月26日以来の4万9,000円割れとなった。
英フィナンシャル・タイムズがオラクルの進める米ミシガン州でのデータセンター(DC)建設について、資産運用のブルー・アウル・キャピタルが出資を見送ると伝えたことが不安視され、17日の米国市場でオラクルの株価は5.4%の下落。エヌビディア(NVDA)が3.8%安、ブロードコム4.5%安など主要なAI関連株に売りが広がり、ナスダック総合指数は1.8%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3.8%の急落となった。
18日の東京市場ではオラクルと大規模なAI基盤「スターゲート」の整備計画を進めるソフトバンクグループ(9984・P)が売られた。
・・・続きは紙面・Digital版で!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ NSJ Market Forcus
今日の市況概況
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
12月18日(木)☆[概況/大引け]
510円安の4万9001円。米オラクルが影響。ラクスルはMBO価格を大幅に超過

大引けの日経平均は510円安の4万9,001円、TOPIXは12ポイント安の3,356ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,118、下落銘柄数は451。出来高は20億9,342万株、売買代金は5兆1,092億円。
米オラクルの新データセンター建設に対して、資産運用大手のブルー・アウル・キャピタルは支援を見送りと報じられた。
巨額のAI投資に対する採算性が警戒され、ソフトバンクグループやフジクラ、アドバンテストが売られ、日経平均は朝方一時868円安4万8,643円となった。
その後は下げ幅を縮めたが、400円安程度の4万9,100円が壁となった。
詳しくはコチラ

