大引けの日経平均は895円高の5万402円、TOPIXは21ポイント高の3,405ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は800、下落銘柄数は748。出来高は20億8,310万株、売買代金は5兆141億円。
12月19日のAI戦略本部で高市首相がフィジカルAIに不可欠な信頼できる国産の汎用基盤モデルの開発を指示した。
これを受け、経産省が5年間で1兆円規模の支援を計画していると報じられた。
フラッシュメモリーのキオクシアが買われ、半導体製造装置のKOKUSAI ELECTRIC(6525)はモルガン・スタンレーMUFG証券が12月19日に投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」に引き上げたことも追い風となり大幅高となった。
解説によるとセミコンジャパンで、各半導体製造装置メーカーから、装置の引き合いが1カ月前から急増しているとのコメントが相次いだため、東京エレクトロンとKOKUSAI ELECTRICの投資判断を引き上げたという。
レゾナックやフルヤ金属は野村証券が目標株価を引き上げた。
レゾナックは、HBM(広帯域メモリー)の層間接合に用いるNCFで世界シェア100%。
フルヤ金属は光ファイバ増幅器内で使用される光アイソレーター(通信機器内の以上な反射電波を阻止する電子部品)の製造用に使用される酸化物単結晶の育成に用いられるルツボが好調。
一方、任天堂は半導体価格の高騰がゲーム機の収益を損なう懸念で6日続落。
与党税制改正大綱で相続税の節税目的で購入されてきた不動産小口化商品に対して、実際の取引価格をベースとする相続税評価額に改正する内容が含まれていた。この改正が実現した場合、FPG(7148)は不動産小口化商品の相続税や贈与税におけるメリットが大幅に減少または消滅する可能性があると発表したため、ストップ安となった。
業種別上昇率上位は非鉄、電機、機械、鉱業、ガラス土石で、下落率上位は陸運、空運、その他製品、小売、保険。(W)
