人気ファンドでは、純資産残高ベースで大台を塗り替えるものが増えている。その時点で水準修正した主なファンドをまとめた(順不同)。なお、現時点ではさらに拡大しているものが多いと予想される。
◎三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim」の合計純資産総額が2025年10月6日に20兆円を突破。 24年5月15日に10兆円を突破して以降、平均すると毎月約6,000億円ずつ増加するペースで推移。10兆円突破以降もディープシークショックやトランプ関税ショックなどで一時的に減少する局面もあったが、それでも約1年半という短期間でさらに10兆円が積み上がった。
「三菱UFJ純金ファンド<愛称:ファインゴールド>」は25年9月3日時点で、純資産総額が初めて5,000億円を突破した。
◎ピクテ・ジャパン「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし)」および「ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)」の純資産総額の合計が、25年12月15日時点で、1兆円の大台を突破。金価格の堅調な推移を背景に、分散投資の重要性および金への投資ニーズが一層認識された結果であると指摘。
同社の旗艦ファンドである「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」の純資産総額が、25年12月1日時点で1兆円を再び超えた。05年2月に設定され、過去には純資産総額が2兆円を超えた実績がある。設定以来、一貫して世界の高配当利回りの公益株式を主な投資対象とし、安定的な収益の獲得を目指して運用。
◎東京海上アセットマネジメント「東京海上・宇宙関連株式ファンド(為替ヘッジなし/為替ヘッジあり)」の純資産総額が25年10月28日に3,000億円を突破。宇宙関連企業に着目した公募投資信託として国内No.1の残高を更新し続けている。純資産総額は1年間で10倍超の規模。
◎インベスコ・アセット・マネジメント「インベスコ 世界厳選株式オープン【愛称:世界のベスト】」の25年9月19日時点で運用資産額が6ファンド合計で3兆円に到達。株式投資の王道:「成長」+「配当」+「割安」に着目、「世界のベスト」に厳選投資。
◎野村アセットマネジメント「のむラップ・ファンド」は25年11月7日、シリーズ合計1兆円を突破。国内株式、国内債券、外国株式、外国債券、世界各国(日本を含む)の不動産投資信託証券(REIT)を実質的な主要投資対象として、リスク水準が異なる「保守型」「やや保守型」「普通型」「やや積極型」「積極型」の5つのファンドで構成。
◎アセットマネジメントOneの「たわらノーロード 先進国株式」の純資産総額が、10月27日時点で1兆円を突破。 15年12月18日の設定以来、たわらノーロードを代表するファンドとして長い間、多くの投資家が評価。
同じく「One国内株オープン 愛称:自由演技」および「One国内株オープン(年2回決算型) 愛称:自由演技(年2回)」の純資産総額が、25年8月7日時点で2ファンド合計1,000億円を突破。00年8月30日に設定されて25年を経過。目まぐるしい国内株式市場の環境変化に対応しながら着実に運用実績を積み上げる。
◎フランクリン・テンプルトン・ジャパン「フランクリン・テンプルトン・アメリカ高配当株ファンド」(毎月分配型)/(年2回決算型)/(3カ月決算型)」の純資産総額(コース合計)が、25年10月6日基準で1,000億円を突破。伝統的な高配当株の枠を超え、トレンドを捉えた柔軟なポートフォリオを構築。長期で良好な運用実績を実現。
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