前引けの日経平均は68円高の5万481円、TOPIXは8ポイント安の3,414ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は679、下落銘柄数は843。出来高は8億8,873万株、売買代金は1兆9,171億円。
日経平均は一時224円高の5万636円となったが、伸び悩んだ。
トランプ大統領がFRB次期議長に対し、「市場が好調な場合でも政策金利引き下げを望む」、「私に反対する者は誰も、決してFRB議長になれない」と投稿した。
FRBが利下げを強制されるとFRBに対する信認が薄れ、ドル安によるインフレ圧力が強まると警戒されている。
AI・半導体関連が引き続き人気でキオクシアやアドバンテスト、フジクラ、東京エレクトロンが買われ、SCREENはモルガン・スタンレーによる目標株価の引き上げが後押しした。
金・銀・銅がそろって最高値を更新したため、住友鉱山や東邦亜鉛が高い。
米国の利下げ観測や米国がベネズエラに停泊中の石油タンカーを拿捕(だほ)するといった世界情勢の悪化が材料視されている。
一方、ソフトバンクグループは売られた。
グーグルは実験的プロジェクトとして、AIを活用した新しいウェブブラウジング体験「Disco」とその主要機能「GenTabs」のテストを開始した。オープンAIに対する対抗馬となることが警戒されている。
メガバンクの三菱UFJや保険株のMS&ADが安い。
三井E&Sは反落。
業種別上昇率上位は非鉄、陸運、海運、ガラス土石、石油で、下落率上位は保険、空運、銀行、情報通信、輸送用機器。(W)
