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コラム2025年12月26日

【速報版】竹中三佳の株Catch one’s eye Part.590 2026年も「AI」が注目テーマ

期待先行から社会実装フェーズへ移行

2025年も残すところわずかとなりました。この一年を振り返り、最大の変化として実感しているのは、AIが日常へ溶け込んだことです。資料整理や原稿構成、画像生成にとどまらず、思考を整理する対話相手としてもAIを使う場面が増え、もはや生活インフラの一部になりつつあります。一方で、仕事の在り方や職業構造が静かに変わっていく現実に、自身の将来を含め緊張感を覚えた一年でもありました。

26年は、AIが期待先行の段階から、社会実装・収益化へと移行する局面に入るとみられています。国内でも官民連携による国産生成AI開発を巡る議論が活発化しており、ソフトバンクグループ(9984・P)を含む企業の関与が取り沙汰されています。

米国では、OpenAIを中心に大規模なAIインフラ投資構想が進んでおり、ソフトバンクは同分野への積極投資を通じてAI革命を掲げてきました。長らく遅れを取ってきた国内AI開発に本格的に向き合う姿勢が見え始めた点は、日本語環境での生成AI高度化という観点からも注目されます。

今後は、企業による専用・準専用型AIデータセンターの構築が進み、建設、空調、電源、冷却といった周辺産業への波及効果が期待されます。AIは電力集約型産業であることから、送配電網や再生可能エネルギー、ベースロード電源を含むエネルギーインフラの重要性も再評価される局面と考えられます。

AI時代の本質は技術そのものだけでなく、その駆動を支える産業構造の変化にもあります。26年に向け、AIサーバー向け水冷モジュールの生産能力拡大に注力するニデック(6594・P)など、実装力を備えた企業の動向にも注目していきたいと思います。

25年も大変お世話になりました。皆さまよい年末年始をお迎えください。

来年も何卒よろしくお願いいたします。

竹中三佳さんのプロフィール

タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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