12時38分時点の日経平均は157円安の5万592円、TOPIXは3ポイント高の3,427ポイント。
日銀による利上げ観測を受けて、本日は円高となっているが、大和証券では「日本の家計による海外資産投資等による円安圧力が2024年、2025年と同等に16円程度であれば、日銀が利上げ、FRBが利下げを進める中でも2026年に円安が進む可能性があるだろう」と指摘している。
そして、「もし2026年に円安が進行すれば自動車等の外需企業に相対的にポジティブな影響を与えるだろう。自動車は相対的に配当利回りが高いことから2026年3月の配当権利落ちまでの期間は、高配当利回りセクターとしても注目を集める可能性があるだろう」と予想した。
ただ、本日の相場は自動車株は小動き。
キオクシアやアドバンテストなどの半導体関連は利益確保の売りで反落した。
一方、伊藤忠商事(8001)は1株を5株に株式分割を実施したことで、投資金額が低下し買いやすくなったことを受けて、上昇した。
政府が12月26日に国内造船業の再生に向けたロードマップを公表したことを受けて、東洋エンジニアリングが高い。
業種別下落率はゴム、鉱業、医薬品、水産農林、その他製品で、上昇率上位は非鉄、卸売、証券、鉄鋼、海運。(W)
