ジャパン・ティッシュエンジニアリング(J―TEC、7774・G)が続伸。自家培養軟骨「ジャック」が2026年1月1日付で、変形性膝関節症を治療する再生医療等製品として保険適用されることになったと29日発表した。同製品は13年に外傷性骨欠損症等を対象に保険収載され、今年5月に新たな適応症として変形性膝関節症を追加する一部変更承認を取得していた。
変形性膝関節症の日本における患者数は自覚症状を有する患者で約1,000万人、自覚症状のない潜在的な患者は約3,000万人と推定される。高齢者の約55%が罹患していることから「国民病」ともいわれ、近年、再生医療による治療が活発化している分野。発表を受けて、30日は持田製薬(4534・P)やセルシード(7776・G)にも買いが向かった。(SS)
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