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IPO2026年1月16日

【速報版】新規上場紹介 TOブックス(ティーオーブックス) 2月13日 スタンダード

IPを小説・漫画・アニメ・舞台などに展開

TOブックス(500A)が2月13日、東証スタンダードに新規上場する。

角川書店の社員だった本田武市社長が設立した映像製作会社(ティー・オーエンタテインメント)の出版・劇場配給部門が起点。そこで培われた企画力・編集力、世に届けるノウハウを受け継ぎ、出版事業を拡大するために2014年に設立された。現在はIP(知的財産)の発掘・企画・編集、書籍化・コミックス化にとどまらず、アニメ、舞台、映画、音声コンテンツ、グッズ、イベントなどに展開している。

強みは世界観・ストーリー・キャラクター設定まで丁寧に作り込まれたIPを多数保有していること。主に無料の小説投稿サイトから作品を発掘して書籍化・コミックス化し、SNS(交流サイト)での反応や販売動向、自社オンラインストアや公式サイト「コロナEX」での購買傾向などを勘案し、作品の成長可能性を見極めながらメディア展開を判断。小説・コミックスの編集機能のほか、音声コンテンツ・舞台・アニメの専門スタッフが社内に在籍し、外部の制作会社や配給会社と連携しながら、最適なメディア展開を実現する体制を構築している。

これにより大型ヒット作品のみならず、一定の支持を得ている中堅クラスの作品も、コミック化や音声化、舞台化などのメディアミックスを主体的に企画することでIPの認知拡大と長期的な収益機会を創出している。

経営においては、主要IP数(12カ月電子書籍売上高1,000万円を超えるIP数)を重視。主要IP数は24年4月期が67、25年4月期は81となり、「本好きの下剋上」、「ティアムーンの帝国物語」などが代表的な作品

現在は異世界・ファンタジー分野が中心だが、今後は現代を舞台にした作品やホラー・サスペンスなど幅広い物語にも取り組む。自社IPの海外展開も段階的に拡大する方針。上場に伴う公募増資で調達した資金は、編集人員、プロデューサー、営業人員などの採用・育成、IP認知度向上などに向けた宣言広告費・販売促進費に充てる。(Q)

概要

●事業内容=ライトノベルおよびコミックを中心とした企画・編集およびアニメ、舞台、グッズ展開を担うコンテンツプロデュース事業
●本社=東京都渋谷区桜丘町1-1
●代表者=本田武市代表取締役
●設立=2014年5月
●上場前資本金=900万円
●発行済み株式数=348万6,700株(上場時)
●筆頭株主=MTS(上場前57.9%)
●公募株式数=48万6,700株
●売出株式数=42万1,800株(ほかオーバーアロットメントで13万6,200株)
●仮条件=1月27日に決定
●ブックビル期間=1月28日~2月3日
●引受証券=SMBC日興(主幹事)、野村、みずほ、SBI、楽天、松井

業績推移(単独)

売上高 経常利益 1株利益 配当
2024.4 8,735 1,571 346.28 23
2025.4 9,426 1,145 258.47 23
2026.4(予) 10,664 1,379 311.97 未定
※単位100万円、1株利益・配当は円

※速報版は最終的な校了前の紙面記事です。今後、修正等が入る場合があります。

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