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コラム2026年1月16日

【本日のマーケット】1月16日(金)週末版 鈴木一之氏特別寄稿

1月16日(金)のマーケット                                                                   

1月15日の米国株式市場は反発。ゴールドマン・サックスは株式取引が好調で10~12月期決算がアナリスト予想を上回ったため買われた。半導体受託生産(ファウンドリー)の台湾のTSMCの10~12月期は売上高が前年同期比20.5%増、純利益は同35%増で、売上高・純利益とも四半期ベースで過去最高だったため、エヌビディアなど半導体関連が上昇した。NYダウは前日比292ドル(0.60%)高の49,442ドル。NASDAQ総合指数は前日比58ポイント(0.25%)高の23,530。S&P500指数は前日比17ポイント(0.26%)高の6,944。

日経平均は前場一時403円安となったが、TSMC効果で台湾の加権指数が上昇したため、アドバンテストや光ファイバー関連が買われ、下げ幅を縮小した。キオクシアは続伸。日東紡は9日続伸。中国商務省の報道官が「民生品が影響を受けることはない」と改めて発言したため、東洋エンジなどレアアース関連は反落した。デンマークの海運大手マースクが紅海ルートを再開したため、アフリカの喜望峰ルートに比べ運賃低下予想で邦船各社も下落した。

スタンダード市場では、日本精密は信用取引規制がとられたが、2日連続ストップ高。フェローテックが再び買われた。ケーブルのJMACSは好決算で大幅高。ネクスGは決算発表前に買われた。岡本硝子や助川電工、アサカ理研は反落。日本オラクルは調整が継続。出前館が売られた。

グロース市場では、日本とイタリアが宇宙ごみ(デプリ)の除去で技術協力をするため、アストロスケールが大幅高。中村超硬は3月に臨時株主総会を開く可能性が資本関係の思惑を呼びストップ高。ポストプライムは資本業務提携効果で2日連続ストップ高。マイクロ波化学とnoteは反落。

日足チャート上では、上下にヒゲを伴う陰線。前日同様に実体線の短いローソク足を示現。上昇する5日移動平均線(5万3575円)がサポートとなっている。25日移動平均線や200日移動平均線からの上方かい離率に過熱感があるものの強い基調が継続している。週足では、上ヒゲを伴う陽線。2週連続でギャップアップとなり、文字通りのスタートダッシュ。5万4000円台まで駆け上がり、史上最高値を更新した。

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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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鈴木一之です。日経平均が史上最高値を更新しました。あっという間に54,000 円の大台を突破しています。高市首相による突然の衆院解散、総選挙が効いています。

明らかにサプライズをもたらしていますが、しかし相場全体には今のところ過熱感はほとんど見られません。毎日のように循環物色の輪が広がっている状況です。機関投資家の参戦が見え隠れしています。

中東情勢に端を発する調整も警戒すべき事柄ですが、下値での買い意欲は個人、外国人ともに強く、こうなると調整があっても下値での押し目買いに吸収され下げは軽微なものになりそうです。株式需給はかなり改善していると見られます。

年明け最初の上昇気流に乗ってどこまで辿り着くことができるのか、じっくりと見ておきたいものです。

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【TSMCが強気の設備投資計画
日本証券新聞 1月19日(月)紙面1面TOP記事掲載 

SPEに高値続出 中小型株にも出番 ローツェ、PILLARなど

16日の東京市場では日経平均株価が小幅に続落したが、解散アノマリーへの期待もあり、全般底堅い展開。引き続き銀行に昨年来高値が続出するなど金融セクターの強さが光ったほか、TSMC(台湾積体電路製造)の決算を受け、中小型も含めた半導体製造装置(SPE)セクターに先高期待が強まった。

TSMCはエヌビディア(NVDA)のGPU(画像処理半導体)、アップル(AAPL)のiPhone用CPUなど生産を請け負う、世界最大のファウンドリー。15日の日本時間午後3時に決算を発表した。同社は月次の売上高を公表していることから、2025年12月期の好調はほぼ織り込まれていた。

ポイントとなる今期の業績予想、設備投資計画が強気の市場予想を上回る内容となり、ポジティブに受け止められた。会社側によれば26年12月期の売上高は30%近く伸びる見通しで、AI関連がけん引役の構図は変わらない。

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今日の市況概況
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1月16日(金)☆[概況/大引け] 

レアアース関連は反落。キオクシアや日東紡、古河電工は高い

大引けの日経平均は174円安の5万3,936円、TOPIXは10ポイント安の3,658ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は954、下落銘柄数は595。出来高は24億1,402万株、売買代金は7兆203億円。
日経平均は前場一時403円安となったが、後場は下げ幅を縮めた。

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