KOMPEITO(618A)が9月11日、東証グロース市場に新規上場する。
オフィスに冷蔵庫・冷凍庫を設置し、健康的な社食を届ける「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」サービスが主力。日本各地の新鮮野菜などを管理栄養士監修のもとサラダや惣菜などにしている。メニューは毎月変わり、サラダ、惣菜、サンドイッチ、フルーツ、スイーツ、ドリンクなど軽めのものから、白米、パスタ、ハンバーグ、から揚げ、煮魚などお腹をしっかり満たすものまで幅広く、月間約160品に及ぶ。
これにより、従来型の社食運営が難しい中小規模の事業所や周辺に飲食店が少ない事業所でも、従業員の食環境を整えられる福利厚生サービスとなっている。
強みは、全国をカバーする配送ネットワークとオペレーション。冷蔵7拠点、冷凍1拠点を設置し、社員が商品交換や冷凍庫内の陳列まで行うデリバリー式と、宅配便業者による配送方式により、北海道利尻島から沖縄与那国島まで全国をカバーしている。
顧客開拓は、地方銀行・信用金庫など金融機関が法人顧客にサービスを紹介するパートナーセールスと、ウェブ広告によるオンラインセールスの2チャネルに大別される。提携先の金融機関は81行に拡大し、法人顧客基盤を活用し、低コストでの顧客獲得を実現している。
健康経営や労働人口減少に伴う福利厚生制度の充実といった社会的な潮流も追い風に、契約社数は増加傾向にあり、2026年5月末時点で6,644社。従業員100人以下の企業が全体の8割を占める。26年4月から企業の食事補助の非課税枠が2.1倍(月額3,500円→7,500円)に引き上げらられたこともフォロー。
また、採れたての産直野菜に具材をトッピングしたサラダ自販機「SALAD STAND(サラダスタンド)」を運営。ダイナミックプライシング機能を搭載しており、現在はJR京橋駅(大阪)など2駅に設置している。このほか、連結子会社を通じ、乳製品の宅配、高齢者宅配食・介護施設向けの配食、米国事業を展開している。
設立は12年。野菜の生産者と消費者をつなぐEC(電子商取引)サイトを運営したが、13年に事業方針を転換し実店舗での野菜販売を開始。その後、オフィスで手軽に健康的な食事をとれるサービスに着目し、14年に現在の基幹事業である「設置型健康社食」サービスを開始した。
業績は前25年8月期まで広告宣伝費や人員採用など先行投資により赤字が続いていたが、26年8月期は売り上げ拡大に伴う広告宣伝費の比率低下を主因に黒字転換の見通し。上場に伴う公募増資で調達する資金は、「OFFICE DE YASAI」の導入拠点拡大に向けた広告宣伝費に充てる。(Q)
概要
●事業内容=オフィスに設置した冷蔵庫・冷凍庫で、サラダや弁当などの健康的な食事を提供する設置型健康社食「OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい)」を軸とした食の福利厚生サービスの運営
●本社=東京都品川区西五反田2-28-5
●代表者=渡邉瞬代表取締役CEO
●設立=2012年9月
●上場前資本金=1,000万円
●発行済み株式数=989万8,300株(上場時)
●筆頭株主=渡邉瞬(上場前21.85%)
●公募株式数=5万株
●売出株式数=413万9,300株(ほかオーバーアロットメントで62万8,200株)
●仮条件=8月26日に決定
●ブックビル期間=8月27日~9月2日
●引受証券=SBI(主幹事)、九州FG、静銀ティーエム、中銀、西日本シティTT、八十二、ひろぎん、松井、マネックス
業績推移(★)
| 売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
| 2024.8 | 3,101 | ▼460 | ― | 0 |
| 2025.8 | 5,737 | ▼245 | ― | 0 |
| 2026.8(予) | 9,871 | 877 | 114.40 | 0 |
| ※単位100万円、1株利益は円、▼は損失 | ||||
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