帝人、文化シヤッターの対策グッズに注目
東京都心は8月27日から9月23日まで28日連続で降水を観測し、9月の降水量は23日までに606.5ミリメートルと、平年1カ月分の約2.7倍に達しました。台風25号に見舞われた千葉県では、床上浸水が408棟に上り、先日冠水に見舞われた市川市在住の友人は「自衛するしかない」と、止水シートを探し始めました。
家庭向けで手に取りやすいのが、帝人(3401・P)傘下の帝人フロンティアが開発した「とめっぱLight」です。玄関に突っ張るだけで工具は不要。1人でも約5分で設置でき、建材試験センターの試験では水位15センチメートルまでの浸水防止性能が確認されています。本体は約2キログラムと軽く、使わない時はスリムに保管できます。同社は10月1日、旭化成アドバンスと統合し「TAフロンティア」として発足します。
自治体の後押しも広がっています。条件は市区町村により異なりますが、東京・港区や千葉県千葉市、佐倉市、我孫子市では止水板(防水板)の設置工事や購入費用の補助・助成制度を実施。神奈川県二宮町は5月14日から、止水板や止水シートの購入費を半額(上限10万円)補助しています。
店舗やビル、地下空間まで守るのが文化シヤッター(5930・P)です。簡易型止水シート「止めピタ」は1袋5~20キログラム。土のうなら約30袋(約600キログラム)が必要な開口幅約1.5メートルにも対応します。国土交通省が3月に策定した「国管理の地下駐車場に関する浸水対策ガイドライン」は浮力式止水板を基本とし、同社の「アクアフロート」が該当します。止水・遮熱を含む「その他」事業は第1四半期に売上高が前年同期比40.0%増、営業利益が44.2%増でした。
今期は売上高2,500億円(前期比5.8%増)、営業利益188億円(同20.8%増)を計画し、例年通り下期に利益が集まる見通しです。気候変動を背景に大雨への備えが一段と求められる中、2030年に売上高3,000億円超を掲げる同社の、今後の止水事業の伸びに注目しています。
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。
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