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銘柄・相場情報2026年10月1日

企業研究 テイクアンドギヴ・ニーズ(4331・東P) ホテル事業が新たな成長ドライバー

テイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)がホテル事業を推進する。1998年6月に直営店型「ハウスウエディング」を開始して以来、結婚式のニーズ多様化に対応するトータルソリューションに磨きをかけてきたが、今後の成長ドライバーとしてホテル事業に着目。ウエディング事業で培ってきた「場所・空間・時間・演出」の編集力を駆使し、日本では成長余地の大きいライフスタイルホテル市場に切り込んでいく。

――古都・鎌倉にホテルの新ブランド
新たに手掛けるホテルブランドは「GENTLE」。コンセプトには「Be Gentle.自分にもやさしい生き方を。」を掲げ、「THE GENTLE」「GRAND GENTLE」という滞在スタイルの異なるサブブランドを展開する。

2027年3月には鎌倉に「THE GENTLE KAMAKURA」(イラスト)の開業を予定。地域が育んできた文化や人の営みにゲストが自然と溶け込めるサービスを提供することで、その土地が持つ新たな魅力を発見できる滞在型ホテルを目指す。さらに、T&Gが培ってきた婚礼のノウハウを生かした2泊3日の滞在型ウエディングでは、挙式・披露宴の前日から翌日まで家族やゲストと過ごすことにより、街の散策をはじめ鎌倉で過ごす時間の全てをウエディングの一部として提案していく。

――35年度にはホテルが収益の柱に
このほど策定した中長期の経営計画では、ウエディング事業による安定収益を基盤とした上で、利益率の高いホテル事業を成長ドライバーとして拡大させる方針を示した。ホテル事業が収益の柱へと成長する35年12月期の業績目標には、売上高750億円(26年12月期計画は490億円)、営業利益は76億円(同15億円)を掲げている。

主力のウエディング事業は広く認知されている一方、長期的には婚姻組数の減少や婚礼の多様化が見込まれるため、ホテルを主力事業に成長させることでライフスタイル全般のブランド価値を高めていく。既にホテル事業には17年に参入しており、都内に「TRUNK(HOTEL)」を2店開業済みだ。新規参入からの10年間は店舗展開を急がず、ブランド力の強化に努めてきたことで、現在では滞在価値の高いホテルとして世界的に評価が向上している。

ホテル運営の実績やノウハウが蓄積できたため、今後は「TRUNK」と「GENTLE」の出店を推進し、30年度までに8店を開業して計10店とする。さらに、35年度までには10ホテルを追加して計20店とし、営業利益ではウエディング事業を上回るまでに成長させる。

――上期業績は上振れ着地
足元の業績は好調だ。26年1~6月期(上期)営業利益は6億900万円と、期初予想の1億7,000万円から大きく上振れて着地。併せて、26年12月期通期の営業利益予想を12億4,000万円から15億円に上方修正した。

上期はウエディング事業で高価格帯の料理・ドリンクをはじめ、装飾・装花やアフターブーケなど付加価値の高い商品の販売促進策が奏功。参加人数の拡大に向けた取り組みによって婚礼平均人数を高い水準で維持できたことで、婚礼単価が想定を上回ったことが大幅増益に寄与した。

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