Allganize HD(オルガナイズホールディングス、656A)が、11月4日、グロースに新規上場する。
「AIによってすべてのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」ことを目標に掲げる。2017年に米カリフォルニア州でAllganizeが創業され、18年に韓国拠点、19年に日本拠点を設立したグローバルAI企業。21年に管理機能を日本に移すため、ホールディングスが設立された。上場先を検討する中、売上高に加え、事業内容、成長性に対する投資家の理解が得やすいと判断して、日本での上場を選んだ。
独自の生成AI技術と高度な自然言語処理を活用した企業向けAIソリューションとコンサルティングを提供している。中核となるサービスが、オールインワン生成AI・LLM(大規模言語モデル)アプリプラットフォーム「Alli LLM App Market」。
企業の業務効率化支援を目的に、「議事録の自動作成」「契約書チェック」といった目的ごとに100個以上の生成AI・LLMアプリを用意。特別な知識がなくても、顧客企業が自社の課題に合ったものを選択するだけで、短期間で本格的な業務活用をスタートできる。パーツを選び、つなぐだけでオリジナル生成AI・LLMアプリがノーコードで簡単に作成可能。データ連携も容易になっている。
独自の先進技術と堅牢(けんろう)な基盤で、競争優位性を有している。SaaSとオンプレミスで同時提供できることが特徴で、クラウド利用が困難な金融機関や観光庁など、セキュリティー要件が厳格な顧客にも同等の機能を利用できる環境を提供している。
さらに、自然言語によるチャット指示のみで、企業の業務アプリやAIエージェントを自動生成できる大企業向けのパイプコーディングプラットフォーム「Alli Coworker」もある。専門知識が無くてもAIとの対話を通じて、高度なアプリを短期間で構築することが可能。
これまでのノウハウ、知見をもとにAIエージェント「Alli Agent」も開発している。業種を問わず幅広い業務領域で活用できる汎用性が強み。
世界的にエンタープライズ生成AI市場が急拡大するなか、1社当たりの売上高(ARPA)向上と契約者数増加の掛け合わせで成長を図り、グローバルAIプラットフォームへの進化を目指す。6月時点のARPAは680万円、契約者数は240社と順調に増えている。
27年9月期の売上高は31億9,500万円(前期比58.3%増)、経常利益11億2,800万円(同2倍)を見込んでいる。(HS)
概要
●事業内容=企業の業務自動化を支援するAIエージェント・生成AIプラットフォームの開発およびSaaS・オンプレミス形態での提供
●本社=東京都渋谷区広尾1-3-1
●代表者=イ・チャンス代表取締役
●設立=2021年11月
●上場前資本金=4,900万円
●発行済み株式数=1,907万3,388株(上場時)
●筆頭株主=イ・チャンス(上場前36.61%)
●公募株式数=65万8,100株
●売出株式数=295万4,900株(ほかにオーバーアロットメントで54万1,900株)
●仮条件=10月16日に決定
●ブックビル期間=10月19日から23日まで
●引受証券=SMBC日興、大和(共同主幹事)、SBI
業績推移(連結)
| 売上高 | 経常利益 | 1株利益 | 配当 | |
| 2025.9 | 1,336 | ▼5 | ― | ― |
| 2026.9(予) | 2,018 | 557 | 43.87 | ― |
| 2027.9(予) | 3,195 | 1,128 | 48.65 | ― |
| ※単位100万円、1株利益は円、▼は損失 | ||||
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