10月16日(金)のマーケット
10月15日の米国株は反発。エヌビディアは値下がりしたが、エヌビディアのフアンCEOが「コアウィーブの資本コストは低下している」と発言したため、コアウィーブは反発した。医薬品のイーライリリーやモデルナが上昇。IT管理ソフトのサービスナウはTDコーウェンが目標株価を引き上げた。ロケット・ラボはロケットの打ち上げ時期を来年に延期すると発表し売られた。NYダウは前日比556ドル(1.08%)高の52,177ドル。NASDAQ総合指数は前日比20ポイント(0.08%)高の26,713、S&P500指数は前日比25ポイント(0.33%)高の7,744。
米エヌビディアのCEOが「コアウィーブの資本コストは低下している」と発言し、米コアウィーブが反発したため、日経平均も反発。半導体関連が反発。ベイカレントは上期好決算と中期経営計画が好感されストップ高。SHIFTは今期計画と東京ガスとの投資ファンド設立でストップ高。防衛関連が買われた。宝HDはオアシスマネジメントによる保有判明で上昇。HIOKIは第3四半期累計が好決算だったが通期予想を据え置いたため大幅安。
スタンダード市場では、ブロードバンドセキュリティやセキュアヴェイルといった情報セキュリティ関連が再び大幅高。ショーケースは本人確認ツールの導入が500社突破しストップ高。川上塗料は業績上方修正でストップ高。レイヤードは反落しストップ安。akippaは続落。
グロース市場では、サイバーセキュリティやサイバートラストなどの反発が主導。オンデックは株主優待制度の新設でストップ高。TWOSTONEは今期大幅増益予想でストップ高。リカバリーウエアのテンシャルは今期予想の中心値がアナリスト予想に届かずストップ安。
日足チャート上では、上ヒゲを伴う陽線。7日ぶりの反発となったが、反発力は限られた。25日移動平均線には届かず、一目均衡表の雲の下限(6万5570円)近辺で週末を迎えた。週足では下ヒゲを伴う大陰線。先週からの下落基調で、26週移動平均線(6万5672円)がサポートとなるか試された週となった。昨日安値の6万4000円どころを維持できるか、来週以降のポイントとなる。
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★☆★ 《特別寄稿》鈴木一之 スズカズ・アイ ★☆★
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株式市場は今週、大きく動揺しました。「コアウィーブ・ショック」なる新たなネガティブ要因が市場を包んでいます。
日経平均は木曜日に歴代第3位となる▲3318円の下落を記録しました。6日続落は今年初めてのことで、連続安が始まる前の70,000円から一気に64,000円台に下落しました。
当面は警戒感の強い相場展開を余儀なくされそうです。信用リスクはないと市場が確信するには時間がかかります。当面の日経平均のレンジは下値は61,000円どころでしょう。
今回の世界的な株価下落の要因は、データセンターを他社に貸し出すコアウィーブ社の社債利回り(2032年償還債、表面利率9%)が15%台まで上昇したことが主因です。デフォルトの確率を示すCDS5年物の保証料率が11%を超えたことに敏感すぎるほどに反応しています。警戒心の大きさは決して小さくはありません。
こうなるとFRBの次なる政策金利の引き上げ時期がより重要になります。今週発表された米9月CPIはインフレ圧力の強さを示しています。
FRBが金融引き締めを続けるのか、企業の信用リスクを警戒して利上げを見送るのか。市場と中央銀行の信頼感が問われる局面となっています。
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注目記事 Pick up
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【どうなる?米国経済、AI景気、中間選挙…】
日本証券新聞 10月19日(月)紙面1面TOP記事掲載
ニッセイ基礎研究所 窪谷浩主任研究員語る
16日の日経平均は7日ぶりの急反発。ひとまず落ち着きを取り戻した東京市場だが、今後も27~28日に米FOMC(連邦公開市場委員会)、そして11月3日には“年後半最大のイベント”米中間選挙を控え、向こう2、3週はなお気の抜けない日々が続く。市場の関心が集中する米国情勢について、このほどニッセイ基礎研究所がメディア向けセミナーを開催した。1週間余の米国出張報告を行った窪谷浩主任研究員(写真)の発言内容で特に興味深かった部分を以下のようにまとめた。
「トランプ政権のAI政策などを担う国務省のデジタル政策局を訪問した際、いきなり『AIという用語はふさわしくない。SIを使ってくれ』と言われた。ネットや報道で使われているA(アーティフィシャル)という言葉はイメージが非常に悪く、SI(スーパー・インテリジェンス)にしたいというものだ」
「中東情勢の緊迫化にもかかわらず、米国経済は想定以上の底堅さを維持している。AI関連を中心とした株高が資産効果を通じて富裕層の消費を刺激する一方、AI関連の設備投資需要も旺盛だ。ただし、いずれもAI株高に依存しており、AI企業の収益性への疑義などから関連株が調整してしまうとダブルパンチとなるため、脆弱(ぜいじゃく)な構造と言える。中低所得者層の家計のセンチメントは弱く、その辺が政治面での需要テーマとなっている」
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今日の市況概況
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10月16日(金)☆[概況/大引け] 
終盤はやや上げ幅を縮めた
大引けの日経平均は898円高の6万5,324円、TOPIXは66ポイント高の4,066ポイント。東証プライム市場の上昇銘柄数は1,292、下落銘柄数は229。出来高は23億7,905万株、売買代金は7兆6,686億円。
15日の米国では、エヌビディアのCEOが「コアウィーブの資本コストは低下している」と発言し、コアウィーブが反発した。
それを受けて16日の日経平均も反発したが、週末の手仕舞いで大引けにかけては上げ幅を縮めた。
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