3月29日に開業する、地上35階、地下4階、オフィスや商業空間などから構成される大規模複合施設『東京ミッドタウン日比谷』の内覧会へ行ってきました。B1Fから7Fまでの商業空間には、有楽町・日比谷エリア初となるシネマコンプレックス『TOHOシネマズ 日比谷』に加え、日本初出店5店舗、商業施設初出店14店舗、新業態22店舗を含む、個性あふれる60店舗が軒を連ねています。

伊勢丹発、過去最大級となる国内外約40のラグジュアリーコスメブランドを集めた『イセタンミラー・メイク&コスメティクス』入口では、ブランドの枠を越え、色別に介した400種類以上のテスターリップがお出迎え。欲しい色からリップを購入する私にとってはブランドごとに店舗を周る必要がなく、さらに、その豊富な商品数のおかげで、これまでなかなか見つけることができなかったブラウンのリップを、しっかりと試したのち購入することができました。

そのほかにも、書店の『有隣堂』新業態となる、アパレル、飲食、理容、ギャラリーなど異業種を集めた、どこか郷愁を感じる『HIBIYA CENTRAL MARKET』や、トヨタのレクサスの魅力を体験できる新業態体験型施設「LEXUS MEETS…」、憧れていた銀座のオーセンティックバー「STAR BAR」旗艦店などの店舗ラインナップに、なるほど『東京ミッドタウン日比谷』は大人が楽しめる商業施設なのだなと感じました。

今夏には7階のレストランに、7年連続『ミシュランガイド東京』にて三ツ星掲載されている『日本料理 龍吟』のオープンを控え、秋には法人向け多拠点型シェアオフィス『ワークスタイリング』における新サービス『ワークスタイリングFLEX』の展開を予定している『東京ミッドタウン日比谷』。今後どれほどの集客を見せにぎわうのか、注目しています。

【編集記者Yのコメント】
東京ミッドタウンを運営する東京ミッドタウンマネジメントは三井不動産(8801)の完全子会社です。同社を含む総合不動産大手は年始に「出遅れ感」などを理由に大きく買われましたが、足元では値上がり前の水準でのもみ合いが続きます。逆を言えば「底堅い」とも。ただ、市場は2019年3月期の利益を「横ばい」と予想していることもあり、当面は上値の重い状態が続きそうです。


[本紙3月26日付14面]