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コラム2018年6月22日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.236 自宅で「いきなり!ステーキ」

ずっと気になりつつも、いまだ挑戦できていないものの1つに、ペッパーフードサービス(3053)が運営する「いきなり!ステーキ」があります。いわゆる立ち食いスタイルのステーキレストランで、お肉の価格が1グラム単位で設定されており、ヒレステーキは200グラム以上、ほかのステーキは300グラム以上から好きなグラム数を注文することができます。圧倒的な安さと、サクッとステーキが食べられるスタイルが受け、連日行列を作るなど大賑わいを見せています。

最近では座れる席を有するお店も増えているそうですが、やはり出来たら並ばずゆっくりとステーキを味わいたい…そんな私の願いをかなえてくれそうなのが、今月18日より先行トライアルとして立川店、赤坂店、新橋店で開始された「いきなり!ステーキ」のデリバリーサービスでした。

デリバリー注文に対応するのはライドオン・エクスプレスホールディングス(6082)で、『銀のさら』の配送網と『ファインダイン』の注文システムを活用して配達。また、ペッパーフードサービスがデリバリー用に新メニューを開発し、ライドオン・エクスプレスの温度や時間管理などのデリバリーノウハウを組み合わせることで、本来デリバリーが非常に難しいとされるステーキを満足いただける状態で提供することが可能となったそうです。

12月期第1四半期決算の、いきなり!ステーキ事業の売上高は109億9,900万円(前年同期比2.2倍)、セグメント利益11億1,500万円(2倍)と順調な成長を見せる中で、今回のデリバリーサービスは今後、どの程度売り上げに寄与していくのか、取り扱い店舗の拡大とともに注目しています。

【編集記者のコメント】
今期だけで前期比2.8倍となる200店舗の出店を目指す「いきなり!ステーキ」。店舗運営以外に、他企業とのコラボレーション商品によるロイヤルティー収入やネット商品販売なども波に乗り始めました。ちなみに国内デリバリー市場は2015年に2兆円の大台に乗り、その後も拡大基調。共働き世帯の増加を追い風に、21年度には2兆3,985億円の市場規模が予測されています。ネットでの買い物が当たり前となったように、今後は飲食業界でも同様の現象が起こるとみられています。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙6月25日付14面]

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