1月10日の米国株式市場は反落した。12月の雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比14万5千人増加とエコノミスト予想平均の16万4千人増加を下回ったため、利益確定の売りに押された。
その他、ボーイングが2度の墜落事故を起こした「737MAX」に関する社員のメールを公表したが、連邦航空局を「猿」と揶揄していたため、運航再開の許可が遅れると懸念され売られたこともNYダウの重石となった。

NYダウ工業平均は前日比133.13ドル安(0.46％安)の28,823.77ドル。ナスダック総合指数は前日比24.57ポイント安(0.27％安)の9,178.86。S＆P500指数は前日比9.35ポイント安(0.29％安)の3,265.35。

NYダウ採用銘柄はボーイング、トラベラーズ、ダウなどが売られ、ファイザーやコカコーラ、ユナイテッドヘルスなどが買われた。指数を構成する30銘柄中、上昇は8銘柄、下落は22銘柄。