TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] ほぼ全面安。中国が団体旅行禁止でインバウンド関連が下落。感染対策関連は急騰。大手不動産株堅調
速報・市況2020年1月27日

☆[概況/大引け] ほぼ全面安。中国が団体旅行禁止でインバウンド関連が下落。感染対策関連は急騰。大手不動産株堅調

大引けの日経平均は23,343.51円の483.67円安、TOPIXは1,702.57ポイントの27.87ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は166、値下がり銘柄数は1,961。出来高は11億8,046万株、売買代金は2兆1,772億円。
新型肺炎拡大や中国が団体旅行を禁止したため、日本は経済的被害を受けると心配されたことや香港市場が明日まで春節で休場のため、東京市場に売りに集中したことも響き、ほぼ全面安となった。
日経平均は安値圏で推移し、指数寄与度の高いファーストリテイリングとソフトバンクグループが売られ、インバウンド関連のオリエンタルランドと資生堂、コーセー、日本航空の下げも目立った。
中国関連の安川電機以外にも、非鉄株や鉄鋼株も調整した。
会計ソフトのPCA(9629)は消費増税による会計ソフトの置き換え需要が大きく、今期予想を上方修正したが、来期は反動減に見舞われると警戒され、ストップ安となった。
住宅ローン販売会社のアルヒは投資用マンションへの融資をめぐる仲介案件で、借り入れ希望者の審査資料が改ざんしていたことが報じられ、売られた。
一方、洗浄剤のニイタカや感染症対策製品の日本エアーテックは急騰した。
三菱地所は自社株買いを想定した長期経営計画で続伸し、三井不動産と住友不動産にも追随することを期待した買いが入った。
業種別下落率上位は空運、金属、非鉄、機械、その他製品で、上昇は不動産。

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