幼少期より少年ジャンプと共に育ってきた私にとっても、今回の「鬼滅の刃」の爆発的な人気は想像以上でした。2月10日付オリコン週間コミックランキングでは、1位から18位までを同作で独占する快挙。最新巻が出ればコンビニで即完売、amazonでも入荷待ち、メルカリで1～19巻セットが6倍以上の値段で販売されるなど、その人気から単行本の入手が困難となっています。

原作に劣らずアニメ人気も高く、既に様々な業種とのコラボレーションが実現しています。アベイル(しまむら、8227)では昨年末から再販を含め2回にわたり売り出したアパレルコラボ商品が相次ぎ即日完売。今月予定されている第2弾コラボでも、既に前半(2月8日)の商品は完売続出、後半(2月15日)に関しても、行列必至と予想されています。ほかにもイオン(8267)で森永製菓(2271)とのコラボキャンペーンが開催されたり、コラボカフェがオープンしたりとその勢いはとどまる所を知りません。

中でも注目されているのが、昨年国内モバイルゲーム課金売上709億円を記録した大人気スマートフォン用ゲームアプリ「モンスターストライク」(ミクシィ、2121・東マ)とのコラボ。コラボイベントは2月14日正午より開始され、作中でおなじみのキャラクターがコラボキャラクターとして登場予定とあり、既にネット上では盛り上がりを見せています。

今回の鬼滅コラボによるアベイル、モンストへの売り上げ寄与度はもちろん、今後鬼滅の刃が国内外においてどれほどの経済効果を生み出すのか、物語の行方と共に注目しています。