立春とは名ばかり、まだまだ寒さと乾燥に悩まされる日々。この時期、特に気になるのが「目元の小ジワ」です。きちんと保湿をしているはずが、たくさん笑ってふと鏡を見るとくっきりとカラスの足跡が…。そんな私に友人が教えてくれたのが花王(4452)の「めぐりズム　蒸気でホットアイマスク」を使ったスペシャルケアでした。

目と目元をやさしく包み込む使い捨てタイプのアイマスクで、約40℃の心地よい蒸気が10分程度続きます。かくいう私も、蒸しタオルをまぶたに置いたようなほっこり感の虜となり、以前から疲れた日の就寝時や、飛行機や新幹線などの長距離移動の際に利用していました。

そんなおなじみのアイマスクを、普段より多めのクリームを塗った目元に装着して眠るだけ。彼女いわく、それだけで目元が蒸気で温められて血行を促進し、美容液の浸透を促すそうで、乾燥だけでなく「クマ」にも効果があると、女性たちの間で話題になっているとのこと。早速試してみると、翌朝のしっとりとした目元にビックリ。とにかく心地よく、かつ手軽なので、撮影前日などに欠かせないアイテムとなりました。

近年は国内だけでなく中国をはじめとする訪日外国人からも人気を集めている「めぐりズム　蒸気でホットアイマスク」。このままインバウンド需要をつかみ続け、トイレタリー用品市場をけん引していくのか。個人的には美容液成分配合など、目元パック効果のプラスされた商品開発にも期待を寄せています。

【編集記者Yのコメント】
先ごろ2015年12月期決算を発表済み。営業利益は計画を100億円ほど上回り、23%増の1,643億円で着地。インバウンドなどをけん引役とした業績好調ぶりが確認されています。足元では全体相場が大きく乱高下していますが、このような局面では同社のような内需系ディフェンシブ銘柄が選好されやすいとの傾向があります。1月安値(5,489円)近辺、あるいは、昨夏の中国ショック直後に付けた5,000円割れでは買い戻しの動きも期待されます。


[本紙2月15日付14面]