7月30日の米国株式市場でNYダウは反落。
アマゾンの4~6月期の売上高は前年同期比27%増収となり、1~3月期の同44%増収から鈍化した。
そして、第3四半期の見通しは10~16%増収というレンジ予想を示した、アナリスト予想の23%増収を下回った。
新型コロナウイルス禍で急拡大していたインターネット通販利用が一服しつつあることが要因。
ナスダック市場でアマゾンが7%を超える下落率となったため、投資家心理が悪化した。
キャタピラーは4~6月期決算がアナリスト予想を上回ったが、最高財務責任者が7~9月期は輸送コストや原材料コスト、研究開発費の増加で利益率の伸び鈍化見通しを示したことで売られた。
ナスダックも反落。アマゾンの連想でイーベイも売られた。
NYダウ工業平均は前日比149ドル(0.42%)安の34,935ドル。ナスダック総合指数は前日比105ポイント(0.71%)安の14,672。S&P500指数は前日比23ポイント(0.54%)安の4,395。
NYダウ採用銘柄はキャタピラー、ボーイング、ディズニーなどが売られ、P&Gやシスコシステムズ、ハネウェルなどが買われた。指数を構成する30銘柄中、下落は18銘柄、上昇は12銘柄。