先日10年選手だったメガネが破損し、時世柄オンラインで購入することにしました。早い段階からメガネのバーチャル試着が出来たJINS(ジンズホールディングス、3046)のHPをチェック。店舗ではいつも店員さんに似合う眼鏡をいくつか選んでもらい、試着検討後に購入をしていたのですが、オンラインではそうはいかないなと、大量に並ぶ商品画像を目の前に若干億劫な気持ちになっていました。

ところが、9月より画面上でAIが似合うメガネを提案してくれる新サービス「JINS BRAIN2」が開始されており、顔の雰囲気だけでなく顔型も細かく判別し、似合い度を瞬時に判定、店舗やオンラインの在庫リストから似合うメガネをランキング形式でオススメしてくれるとのこと。

早速自分の顔を認識させると、似合い度のパーセンテージが高い商品から順にずらり。同じ形のフレームでも色を変えると似合い度の数値が変化するなど、そのAIの精度に驚かされました。これなら自分に似合うメガネがオンラインでも見つけられる、とランキング上位からバーチャル試着をしたのですが、実店舗と遜色なく行えるリアルタイム試着に再びビックリ。むしろ好きな場所、時間にじっくりと商品を選ぶことができるので、今後オンラインでの購入が増えそうだと感じました。

コロナ禍におけるオンライン購入や、バーチャル試着の需要に応え、2020年のオンラインでの年間売上額は、15年の3倍以上と年々増加傾向を見せているJINS。今後も新たなデジタルサービスの拡充により顧客への新しい購買体験を創出し、売り上げへと寄与させることができるのか注目しています。