TOP  NSJショートライブ  速報・市況  ☆[概況/大引け] 反発。ロシア軍一部撤収を受け、海運が買われ、資源関連下落。TSMC新工場設備投資追加で東京エレクも高く、水際対策緩和でANA上昇
速報・市況2022年2月16日

☆[概況/大引け] 反発。ロシア軍一部撤収を受け、海運が買われ、資源関連下落。TSMC新工場設備投資追加で東京エレクも高く、水際対策緩和でANA上昇

大引けの日経平均は595円高の2万7,460円、TOPIXは31ポイント高の1,946ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は1,792、値下がり銘柄数は320。出来高は11億5,578万株、売買代金は2兆8,246億円。
ロシア軍がウクライナ国境付近から一部撤収したため、侵攻への警戒感が和らぎ、東証は反発した。
ロシアがウクラナイに侵攻すると、欧米はロシアに対して経済制裁を課し、ロシアは対抗策として、欧州への天然ガス輸出を停止するという不安から、原油価格が急騰していたが、侵攻リスクが低下したため、原油価格が低下し、燃料コスト低下期待で、川崎汽船などの海運株が買われた。
一方、ウクラナイ情勢の緊張緩和から、INPEXや住友鉱山など資源関連は売られた。
TSMC合弁新工場の設備投資が積み増しとなったことで、恩恵を受けるという見方から、東京エレクトロンやアドバンテストも高い。
その他、日本政府が新型コロナの水際対策を緩和することを受けて、ANA(9202)も上昇した。
ブリヂストンは自社株買い発表を好感。
半面、ツバキナカシマは10~12月期が7割営業減益で急落となった。
人材紹介のJACリクルートメントは上期営業減益計画が失望された。
業種別上昇率上位はゴム、海運、空運、機械、保険で、下落は鉱業、石油。(W)

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