大引けの日経平均は591円安の2万5,985円、TOPIXは36ポイント安の1,844ポイント。東証1部の値上がり銘柄数は210、値下がり銘柄数は1,929。出来高は15億2,925万株、売買代金は3兆6,277億円。
ロシア軍の攻撃によりウクライナの原子力発電所で火災が発生したと報じられ、日経平均は一時802円安の2万5,774円まで売られた。
火災は原子炉ではなく、訓練用の施設だったことで、下げ幅を縮めたが、冷却水の供給に必要なバックアップ電源がなくなる事態を引き起こすリスクが警戒され、戻りは限られた。
レーザーテックやソフトバンクグループ、トヨタが売られ、住友鉱山は利食い売りで反落した。欧州景気の悪化懸念でAGCが大幅安。
その他、日野自動車は排ガスデータ不正が報じられ急落した。
モルガン・スタンレーMUFG証券が海運大手3社の目標株価を引き上げたことで、商船三井は買われたが川崎汽船は値下がりとなった。
三菱重工(7011)は、GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)向けのアフターサービスの成長などに注目したSMBC日興証券が、投資評価を引き上げたことで関心を集めた。
業種別下落率上位はガラス土石、輸送用機器、非鉄、化学、金属で、上昇は海運と石油石炭。(W)