15日にみずほ銀行が「LINEでかんたん残高照会」を開始しました。これはLINEのトーク画面に専用スタンプを送れば、自身の残高照会や入金明細の照会が簡単にできるというサービスです。

みずほ銀行に口座があれば、みずほ銀行LINE公式アカウントを追加、初回登録を済ませて専用スタンプをダウンロードすれば準備完了。あとは残高照会用のスタンプを送信するだけで自身の口座の残高照会結果が、入金明細用のスタンプを送信すれば入金明細照会結果がトーク画面に表示されます。

画面上に「残高」「明細」と文字を打ち込んでも利用できるのですが、スタンプだとより簡単、感覚的に利用することができます。私は、ハリネズミをモチーフにしたみずほ銀行公式キャラクターの「はり田みず吉」のとぼけた表情が好きで、専らスタンプ派。「あれ?今月引き落としの残高大丈夫かな?」という時にスマートフォンですぐに確認できるのはとても便利。重宝しそうです。

国内5,800万人以上、グローバルでは2億1,100万人のアクティブユーザーを抱え、企業の販促施策に有効なツールとされているLINE。みずほ銀行は今後このLINEを用いたサービスの機能拡張を図るのか、また、その際のセキュリティーをどうしていくのか、注目しています。

【編集記者Yのコメント】
みずほフィナンシャルグループ(8411)の株価は現在、日経平均株価とともに中国景気の減速懸念で大いに売られた9月安値(215.7円)からの回復途上にあります。一方、政府はメガバンクに対して保有する取引先企業などの株式を手放すことを強く求めており、資本効率化による業績アップや株主還元強化などを期待する投資家は少なくありません。配当性向30%超も魅力的で、底堅い動きが続きそうです。


[本紙10月26日付1面]