先日、急きょ出先で、資料用に写真が必要となりました。画像データはスマートフォン(スマホ)の中に保存されていますが、それをプリントアウトする方法が分からない。取りあえず近くの写真屋さんを検索するも見当たらず、困っていると、コンビニで写真印刷ができるとの情報を発見。そのままスマホを握りしめ、最寄りのコンビニへ向かいました。

コンビニのマルチコピー機はシャープ製。コピーはもちろんのこと、プリンターが故障した際にPDFファイルをプリントしたり、過去の新聞をプリントアウトしたりと日ごろお世話になっていたのですが、SDカードなどのメディアを利用するのではなく、Wi―Fiを利用してスマホから直接写真が印刷できることは知りませんでした。

手順は驚くほど簡単。無料専用アプリ「PrintSmash(プリントスマッシュ)」をダウンロードし、後はコピー機の画面の指示に従い進んでいくだけで、あっという間にスマホからの写真プリントが完成。画像も十分な仕上がりで、L版写真が30円とかなり利用しやすい価格設定です。例えば一緒に過ごした友人に、その日スマホで撮影した写真を出力し、メッセージを書いてプレゼントしたら思い出にも残るしステキだなと思い、今度挑戦してみることにしました。

住民基本台帳カードを利用して、住民票の写しや印鑑登録証明など自治体が発行する各種証明書を取得できるサービスなど、時代を反映し進化し続けるマルチコピー機。今後どのような便利な機能を拡充させていくのかに注目しています。


【編集記者Yのコメント】
シャープ(6753)は今年5月に業績見通しの大幅な下方修正や大型増資などを発表。以降、株価は上場来安値を更新し続け、ついに120円を一時割り込みました。ただ、足元では「テレビ事業が来期以降は黒字化」との報道を手掛かりに反発するなど、下値を模索する動きも確認されます。

[本紙11月24日付1面]