クリスマスを目前に控え、バレンタインデーの友チョコならぬ、クリスマスの「友プレゼント」を何にしようか迷っていると、驚くべき商品が目に飛び込んできました。その名も「ポテトチップス苺のショートケーキ味」。今年に入り、グラノーラやスムージーなどの新たな朝食アイテムを意識して「もも味」「バナナ味」「みかん味」を、つい先日には魚醤の香る「パクチードレッシング味」と、常識を打ち破るポテトチップスを発売してきた湖池屋ならではの商品です。

早速購入し、袋を開けてみるとドーナツのような甘い香りが。おそるおそる口に入れると、まず「いちご」が、次に「生クリーム」の様な甘み、そしてポテトチップス独特の塩気と、口の中でめまぐるしく味が変化していきます。これは面白い!皆でわいわい食べてリアクションを見たい!不思議な味覚を共有したい!と、今年の「友プレ」に決定しました。

発売発表翌日の9日にはYahoo!検索のデイリーランキングで急上昇、14日より全国のコンビニで先行発売されているのですが、既にSNS(交流サイト)を中心に盛り上がりをみせています。味や品質だけではなく“話題になる"商品開発を得意とするのが湖池屋。ポテトチップスのフレーバーに「激辛」と「酸っぱい」を定着させたロングセラーの「カラムーチョ」や「すっぱムーチョ」のように、新たに「甘い」を浸透させることが出来るか注目しています。

【編集記者Yのコメント】
湖池屋を傘下に収めるフレンテ(2226)。近年は台湾と香港をベースに「カラムーチョ」の海外展開に注力して、今6月期は8割との大幅増益を目指します。株価は8月の中国ショックからの調整がほぼ完了。今年6月に付けた2006年3月の分割後高値(3,200円)奪回となれば、一気に盛り上がりそうです。


[本紙12月21日付14面]