帰省をはじめ年末年始の旅行など、旅の計画を立てる際に私が必ずチェックするのが、旅行比較サイト「トラベルコちゃん」です。約300に上る旅行会社の商品を一度に比較できるのですが、希望条件を入れると表示される出発予定月のカレンダーに最安値が表示され、出発日を変えるとどれくらいの差額が発生するのかが一目で分かります。さらに1クリックするだけで人数合算での価格による並び替えや、ホテルのランクによる並び替えができたりと、旅行を比較検討する際に欲しかった情報が手間無くサクサクと得られるので、常にブックマークしています。

中でもお気に入りなのが、出発日直前激安情報「ファイナルコール」です。国内外の行きたかった場所への航空券やツアーがお得な価格で売り出されているので、急な休みができた際にはもちろん、忙し過ぎてちょっと現実逃避したい時にもチェックし、気分を高揚させています。

運営会社のオープンドア(3926・東マ)は、オンラインによる旅行販売の成長や訪日外客の急増を踏まえ、2016年3月期の連結業績について売上高24億6,700万円(前期比24%増)、営業利益8億2,300万円(同2.4倍増)を見込みます。12月17日にIPO(新規上場)をし、既存事業の強化とともにインバウンド(訪日観光客)事業の推進、海外展開や将来的なM&A(企業合併・買収)も視野に入れて事業展開を行うと発表しました。「トラベルコちゃん」の10月ユーザー数は296万人(前年同月比40.7%増)と急拡大し、旅行比較サイトとしての地位を確立させています。中長期的な目標とする売上高100億円を達成することができるのか注目しています。

【編集記者Yのコメント】
知名度の高さと好業績で注目された直近IPO銘柄です。当面はベンチャーキャピタル保有分などが売り出し可能となるロックアップ解除価格(5,730円)を意識した上値の重たい株価推移が見込まれます。とはいえ「旅行」は市場で頻繁に人気化するため、引き続き注目しておきたい銘柄でもあります。