「バレンタインに良いものを見つけた」と友人が差し出たのは、渦巻くチョコレートソースがデザインされた、明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば・チョコソース」。やきそばにチョコソース…と眉根を寄せる私をよそに、子供たちとおやつ感覚でペロリと完食したと言う彼女。Facebookには娘さんがおいしそうにチョコ焼きそばを食べている写真が載っていました。

そんなチョコレート好きな彼女が最近はまっているのが、期間限定販売されているマクドナルドの「マックチョコポテト」。フライドポテトにホワイトとブラウン2色の「ダブルチョコソース」をかけて食べるのですが、その甘じょっぱさが絶妙ですっかり虜になってしまったそう。

一瞬ポテトとチョコレートというインパクトに驚いたのですが、私の大好きな北海道土産、有名製菓ブランド「ロイズ」のポテトチップチョコレートと同じ組み合わせだと気が付き、近いうちに挑戦してみようと心に決めました。

「マックチョコポテト」のほかにも、マクドナルド史上初となる「新バーガー」の名前を募集するなど、ここ最近さまざまな商品や企画を打ち出している日本マクドナルドホールディングス(2702・JQ)。SNS(交流サイト)の普及とともに、ただ買う、食べるなどその行為を楽しむだけでなく「共有する」という新しい価値観が消費者に生まれてきた中で、購買から共有、話題へとつなげるだけでなく、しっかりと利益を生み出す商品を誕生させることが出来るのか、外食の雄と言われた同社の底力に注目しています。

【編集記者Yのコメント】
多くのメディアが報じる通り業績不振￫大量閉店と負のスパイラルが続き、足元の株価は一時2,200円台を付けるなど3年ぶりの安値圏に沈んでいます。これまで株主優待を期待した個人投資家に支えられてきましたが、先ごろ、筆頭株主である米マクドナルドコーポレーションが同社株を一部売却するとの意向を表明。新たな株主が方向転換する可能性もあり、当面は「様子見」とするのがいいかもしれません。


[本紙2月1日付14面]