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IPO2016年2月9日

☆新規上場紹介 ブラス(2424) 愛知県地盤のウエディング式場運営会社

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ブラス(2424)が3月9日、マザーズに新規上場する。

河合達明社長が結婚式司会者の派遣を目的に愛知県一宮市で1998年創業した同社。5年後には披露宴・挙式会場を開店。現在は東海4県で14施設を運営し、今春には2施設の新規オープンを控える。

同社施設の特徴は「完全貸切型」にある。「プライベート感」「オリジナル感」「特別な日にふさわしい料理」などを追求した結果、すべての施設を「1チャペル、1パーティー会場、1キッチン」との構造とし、受入れは最大でも1日2組までとした。

一軒家を完全貸し切りとすることで、装飾などあらゆるアレンジに対応可能。新郎新婦がまるで自宅にゲストを招く感覚で挙式・披露宴を挙げる仕組みを確立した。加えてパーティースペースにキッチンを併設。ガラス張りとすることでライブ感を演出し、出来立ての本格フランス料理をふるまい、参列者にも特別感を味わってもらう。

また、新郎新婦の新規来館時から専任担当者が付き、挙式当日までサポートする「担当プランナー制」を導入。加えて、挙式という運命的な出会いでつながった新郎新婦との絆を大切にするためにも、同社では「夏祭り」「クリスマスディナー」など年に数回イベントを開催。過去の利用者に再来訪をうながすことで友人や親族への口コミ拡散を図るなど、万全な顧客深耕体制を構築している。

日本国内の少子高齢化や未婚率の増加などを背景に挙式・披露宴件数の減少が見込まれるが、会社側では、挙式・披露宴のオリジナリティー志向の高まりを受けて、同社が身を置くゲストハウス・ウエディング市場は「広く支持されている」とする。事業の核となる施設運営事業については引き続き出店拡大を図る意向を示しており、今回の上場で得た資金は今春予定の2施設に加え、来期出店予定の2施設の設備投資に充てるとしている。

概 要
事業内容完全貸切のゲストハウスにおける挙式・披露宴に関する企画・運営など
本社愛知県名古屋市西区名駅 2-34-1
代表者河合達明
設立1998年4月
上場前資本金6,970万円
発行済株式数(上場時)139万7,600株(上場時)
筆頭株主河合達明(上場前73.48%)
公募株式数200,000株
売出株式数0株(オーバアロットメント 30,000株)
初値4,650円(6.5%高)
公開価格4,370円(2/29)
ブックビル仮条件4,000〜4,370円(2/18)
ブックビル期間2月22日~2月26日
引受証券東海東京(主幹事)、SBI、安藤、岡三、東洋、マネックス、丸三

業績推移
売上高経常利益1株利益配当
2014/75,633百万円544百万円303.44円-円
2015/76,155百万円434百万円259.41円-円
2016/7(予想)7,159百万円672百万円316.27円-円

[本紙2月10日付12面]

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