ウェザーマップ(東京都港区)の発表によると、東京での桜の開花予想は3月19日とのこと。確かにここ最近、街路樹の桜のつぼみがぷくぷくと膨らんできており、見掛けるたびに春の訪れへの期待感もわくわくと膨らませていました。

一方、コンビニやスーパーでは既に春らんまんの様相。サッポロ(2501)の「極ZERO桜デザイン缶」や「麦とホップThe　gold桜デザイン缶」、キリン(2503)の「一番搾り春爛漫デザインパッケージ」、アサヒ(2502)の「スーパードライ　スペシャルパッケージ」など、華やかな桜デザインの缶ビールがずらりと並びます。満開の桜の下で、桜パッケージのビールを飲む――想像するだけで心が弾みます。

「何よりもスーパードライが好き!」という女友達がいるのですが、「銀色と黒のパッケージが男前過ぎて、外で缶のまま飲むのははばかられる」と常々ぼやいていたことを思い出し、早速かわいらしい桜パッケージを購入。彼女のためにお花見に持参することとしました。

アサヒは昨年「スーパードライ　スペシャルパッケージ」販売にちなみ、東京メトロ上野駅構内を桜の写真や桜の造花で満開にするプロモーションを実施。若年層や女性を中心に強い支持を受け、計画の2倍を上回る62万ケースを売り上げました。今年も各社さまざまな桜パッケージ商品を展開する中、どの商品に軍配が上がるのか注目しています。

【編集記者Yのコメント】
3社とも12月決算で、2月中旬に本決算を発表済み。その際に明らかになった今期業績予想を受けて、株式市場では既に「明暗」がくっきり分かれています。唯一のプラス評価はサッポロ。経常利益は前期の9%減から、今期は52%増と大幅伸長を掲げています。もちろん株価はその後に買われて、昨年12月高値(565円)奪回を射程に入れてきました。その一方、今期は減収・利益横ばいを見込むキリン、経常利益が9%増から5%減に沈むアサヒの2社は、そろって年初来安値圏でもみ合いを続けています。


[本紙3月22日付1面]