
妹が使用しているピジョン(7956)の哺乳(ほにゅう)びん「母乳実感」は、赤ちゃんが母乳を飲む口の動きを研究して作られました。母乳と同じ口の動きでミルクが飲めるよう、乳首(先端)部分に弾力性を持たせたり、口径を広くするなどして改良。赤ちゃんの唇がぴたっと密着することで、自然でなめらかな舌の動きを促すそうです。
乳首の穴を4種類もそろえたことで、ミルクの量を調節可能にした点も大きな特徴です。新生児は10分で50ミリリットル、6カ月以降は200ミリリットルのペースで飲めるよう工夫されているため、赤ちゃんはストレスなくミルクが飲めるそう。実際、私が姪っ子に初めてミルクをあげる際には特にコツも必要なく、スムーズにあげることができました。

2017年1月期は6期連続の増収増益を計画するなど、業績右肩上がりのピジョン。日本で培った商品への信頼性を武器に、国外での自社ブランド力の浸透を計り世界全域を視野に入れた事業を展開することができるのか、注目しています。
【編集記者Yのコメント】
6月の決算発表で業績堅調ぶりが確認されたピジョン。株価は年初来高値(3,535円)まで買われたものの、直後には中国の成長率鈍化などを懸念した証券各社が格下げを発表。以降、調整が続きましたが、先ごろ半年ぶりに2,500円を割り込んだ後は、底入れ・反発の動きを強めています。
[本紙8月15日付14面]