10年以上、何の疑問もなく某大手キャリア携帯を継続利用してきたのですが、先日、格安スマホを利用している母の携帯利用料金が、私の約4分の1であると知り衝撃が走りました。最近では格安スマホを利用する友人も増え、気にはなっていたのですが、実際に破格の料金を目の当たりにし、真剣に乗り換えを検討し始めました。

そんな折、LINE(3938)が格安スマホ「LINEモバイル」のサービスを開始したと聞き、早速チェック。「LINEフリープラン(1ギガバイト月額500円)」や、「コミュニケーションフリープラン(月額1110円～)」などの格安料金プランも魅力的ですが、何より気になったのが、前者プランだとLINEが、後者だとLINEに加えてTwitterとFacebookの通信量がカウントされず使い放題(カウントフリー)になるという点です。

最近の自分のスマホ利用状況を考えると、連絡のほとんどはLINE、暇つぶしにはFacebookもしくはtwitterと、ほぼこの3つのSNS(交流サイト)を利用。これらがカウントフリーとなると、毎月必要なデータ通信量が大幅に減り、現在の5分の1ほどの料金で快適にスマホを利用出来ることになります。しかも、私が現在利用している携帯端末は、そのまま「LINEモバイル」として利用できる機種なので、新たな端末料金も不要です(キャリア、機種により異なる)。

2016年3月末の格安スマホ契約回線数は前年比65.5%増の約540万で、18年3月末には1,170万回線と、全体の1割に達するとみられている格安スマホ市場(MM総研)。今後LINEの料金設定+αのようなプランが増えていくのか、また、LINEモバイルのカウントフリーはinstagramなどほかのSNSにも広がっていくのか、遠くない未来ユーザーとして注目しています。

【編集記者Yのコメント】
今年7月にIPO(新規上場)して注目を浴びたLINE。株価は初日に付けた5,000円をピークに、しばらく4,000円台でのもみ合いが続きましたが、9月28日にこれを更新してきました。第2四半期(4―6月)の営業利益が80億2,900万円と、第1四半期(1―3月)の53億3,800万円から50%増加するなど業績は良好。加えて来月にはJR九州(9142)がIPO予定のため、直近IPOの同社も再度、注目を集めそうです。


[本紙10月3日付14面]