
プレミアムフライデーを「自分磨きに費やしたい」と思っている女性は約7割(トリンプ・インターナショナル・ジャパン調べ)とあるように、友人たちは平日の仕事終わりだと間に合わず、土日祝日は予約が埋まっている美容室やネイルサロンのWEBサイトをさっそくチェック。中でもノエビア(4928)が実施するエステ半額のような、お得なプレミアムフライデー限定メニューを、目を皿にして探していました。

ただし、あくまでもこれらの恩恵を受けるにはプレミアムフライデーが各企業に定着することが不可欠。午後3時退社に加えて、社員に毎月プレミアムフライデー費用1万円を支給するソフトバンク(9984)のように、今後さまざまな形で賛同、導入する企業は増えるのか。また、どの企業のどのようなサービスが消費者の心をつかむのか、これから月末金曜日ごとに注目したいと思います。
【編集記者Yのコメント】
本紙を含めてマスコミ各社がプレミアムフライデーに取り組む企業を取り上げていますが、その効果のほどは「未知数」。しかしながら、まずは身近な余暇消費、例えば、竹中さんの友人のようにスマートフォンを使った通販、あるいは動画やマンガなどコンテンツの利用にインパクトが生じる可能性は高そうです。3月17日にはマンガ配信サイト運営会社のビーグリー(3981・東マ)がIPO(新規上場)することもあり、パピレス(3641・JQ)、イーブック(3658)、メディアドゥ(3678)など競合が注目される場面があるかもしれません。
[本紙2月27日付16面]