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コラム竹中三佳の株Catch one´s eye2017年6月9日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.190 男性の味方?「痴漢冤罪」対応保険

痴漢を疑われた人が線路内へ逃走するケースが相次いだことで、、首都圏の鉄道各社が5日より、痴漢撲滅キャンペーンを始めたとの報道を目にしました。

私が上京して一番驚いたのが満員電車。2分おきに電車が来るのに、なぜ常に満員なのか、この人たちはどこから乗ってきてどこで降りるのか、不思議で仕方がありませんでした。

そんな満員電車の中や路上などでの痴漢検挙数は毎年3,000件を超えるとのこと。ただ、申告していない被害者も多く、この数字はさらに膨らむとされています。事実、私も満員電車で「あれ、これは痴漢?それとも手が当たっているだけ?」と判断のつかなかった経験があります。

この話を男友達にすると、基本的に女性の後ろには立たないなど痴漢に間違われないように注意していたが、万一冤罪(えんざい)で捕まってしまった場合、最大23日間も留置場に入れられる可能性があると知ったのをきっかけに、ジャパン少額短期保険の「痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険」に加入したと教えてくれました。

「ヘルプコール」とは痴漢と間違われた際に、スマホに1タッチするだけで提携する全国の弁護士に緊急メールが一斉送信、対応可能な弁護士が折り返し連絡をくれ、とるべき行動を無料で指示してくれるというサービス。月額590円と加入しやすい料金設定に加え、個人責任賠償保険も含まれており、交通事故や物損事故など、痴漢冤罪以外のケースで被害者・加害者になった場合にも対応してくれることから、彼の周囲では男性を中心に加入する人が増えているそうです。

「弁護士費用保険」は2015年9月にスタートし、加入件数は今年4月時点で42件だったのが、痴漢関連の報道が相次いだ5月5月には929件と20倍以上に急増。いまなおトラブルが報じられる中、今後この保険がどこまで加入件数を増やし、売り上げに貢献するのか注目しています。

【編集記者Yのコメント】
ジャパン少額短期保険はジャパンベストレスキューシステム(JBR、2453)の100%子会社です。JBRは水漏れや内カギによる締め出し、パソコンの設定など生活におけるさまざまなトラブルを解決する「駆けつけサービス」を展開。利用者増に伴って17年9月期は売上高12%増を計画するものの、システム投資などで営業利益は2%減となる見込み。ただし体制が整う来期については利益拡大も期待できそうです。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙6月12日付14面]

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