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コラム竹中三佳の株Catch one´s eye2017年9月22日

☆竹中三佳の株Catch one’s eye Part.203 美意識の高まりが追い風、ヤーマンの美容家電

季節の変わり目を迎え、夏を力いっぱい満喫した私の頭皮には早速ダメージが現れ始めています。直射日光を浴びて痛んだ髪の毛が乾燥してパサつく上、抜けやすくなり、この時期はどんなに掃除をしてもフローリングに髪の毛が落ちている状態に。行きつけの美容師さんからも、「髪の毛が傷んでいるのでスカルプケア(頭皮ケア)を心掛けてください」とのアドバイスをいただいてしまいました。

かつては「頭皮ケア=男性の薄毛ケア」というイメージが強かったのですが、最近では女性用の商品もよく見かけるようになりました。頭皮を健やかに保ち血行を良くすることで、リフトアップや顔のくすみの緩和などさまざまな美容効果も期待できるとされています。先日私もヘアメイク中にヤーマン(6630)のスカルプドライヤーなるものを使ってもらう機会がありました。

スカルプドライヤーは、低温風(60℃)と遠赤外線で髪を守りながら効率よく乾かし、マイナスイオンで静電気を抑えダメージから守ってくれるという優れもの。さらに、付属のブラシアタッチメントを装着すると、振動と温風でヘッドスパを受けているような心地よさを味わうことができます。価格は2万円前後とドライヤーとしてはかなり値が張りますが、これで健やかな頭髪が手に入るなら…と購入を検討し始めました。

ヤーマンは設立以来、美容家電のパイオニアとして高機能「美容家電」を数多く製造・販売。前4月期は売上高200億円(前の期比22%増)、営業利益35億円(同3.4倍)と大幅な増収増益を記録しました。今後も、老若男女問わず高まる美意識にマッチした商品を展開し、理美容家電市場にて頭一つ抜け出すことができるのか、注目しています。

【編集記者のコメント】
美容機器・器具市場は、近年、家電メーカーや家電量販店が注力する分野。大手メーカーの本格参入も相次ぎ、市場活性化が話題となっています。専門店に通わず低価格でケアができること、また、女性活躍推進により“働く女性”をターゲットにしやすいことなども要因に挙げられます。先にヤーマンの今4月期第1四半期決算が発表されましたが、既に中間営業利益予想に対する進捗(しんちょく)率84%を達成。先行きの業績上方修正が期待できそうです。

竹中三佳さんのプロフィール
タレント、リポーター、モデル。ホリプロアナウンス室所属。明るく誠実でファッショナブルなキャラクターでTVやラジオ、CMなどで活躍。

[本紙9月25日付14面]

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