友人が子供の小学校入学をきっかけに復職しました。希望だった時短勤務での復職が出来たものの、退社時間は17時。学校の終わる15時ごろから自分の帰宅時間までを子供一人にさせるのが心配で、高学年になるまで復職をあきらめようかと考えたこともあったそうです。そんな時に彼女が利用したのが民営の学童保育クラブでした。

彼女の住んでいる区が、全国で300カ所以上の保育施設を運営するライクアカデミーに運営を委託。そのため学校敷地内に学童施設があり、子供一人での移動も安心で、月額もほかの保育施設に比べるとだいぶ抑えられているそうです。放課後宿題を見てもらったり、友達とおやつを食べたりと子供も楽しんで通っているとのこと。平日は15時―18時15分まで利用でき、さらに夏休みなどの学校休業日も8時15分―18時15分まで開所してくれるのでとても助かっていると話していました。また、民間の運営ということもあり、細やかなサービスはもちろん、職員さんの親切丁寧な対応に、後ろめたい気持ちを抱くことなく利用することが出来ているそうです。

病院、企業、大学などの敷地内に保育所を設置し、職員の勤務時間中に子供を預かる「事業所内保育事業」や、「認可保育園・東京都認証保育所」の運営など、共働き世帯の味方となる事業展開を見せるライクアカデミー。今後、保育サービスを必要とするすべての人へのサービス提供は実現できるのか。期待しています。

【編集記者のコメント】
ライクキッズネクスト(6065)の連結子会社であるライクアカデミーでは認可保育園・学童クラブなどの公的保育施設の開設や、事業所内保育施設の受託強化に取り組んでいます。契約更改の利益の適正化、補助金の増額もあり、ライクキッズネクストの今4月期第2四半期(2Q、5―10月)決算は営業利益4億1,600万円(前年同期比3.4倍)と大幅増益を達成しました。4Qに開設コストがかさむことから通期予想は据え置き。これが失望売りを誘い株価は下落しましたが、6日の「子ども・子育て支援法」の改正案の閣議決定を受け、再び関心が高まっています。


[本紙2月13日付14面]